佐々木朗希が9回圧巻の3人締めを披露した(C)Getty Images ドジャースの佐々木朗希が現地時間10月1日、本拠…

佐々木朗希が9回圧巻の3人締めを披露した(C)Getty Images

 ドジャースの佐々木朗希が現地時間10月1日、本拠地でレッズとのワイルドカードシリーズ第2戦の9回にリリーフ登板し、圧巻の三者凡退で締めくくった。チームは8-4で勝利し、地区シリーズ進出を決めている。

【動画】佐々木朗希は9回から登板し、最速163キロ、二者連続三振と圧巻ピッチングを見せた

 8-4の9回にマウンドに上がった佐々木は、先頭のスペンサー・スティアを141キロのスプリットで空振り三振に仕留め、続くギャビン・ラックスも同じくスプリットで空振り三振で2者連続三振。オースティン・ヘイズには2球目にこの日最速の163.2キロを計測して追い込むと、最後は160キロのフォーシームで遊直に打ち取り、ゲームセット。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マケイン記者は自身のXで「ドジャー・スタジアムで『ロウキ!』コールがわき起こっている」と綴ると、「ロウキはドジャースのブルペンを救うだろう」と期待を寄せた。

 この投稿にファンも「ついに本物のクローザーが登場だ」「ロウキをクローザーにすべきだ」「復帰して以来、彼は打たれる気がしない。完全にえげつない球を投げている。すごい!」「マウンドに立つロウキは運命のように感じる、この瞬間は彼のために作られたかのようだ」と、絶賛の声を上げている。

 この試合、ドジャース打線が連夜の爆発で8得点を挙げ、8-2で終盤8回を迎えた。しかし、3番手でエメ・シーハンが登板すると、2点を献上。ウィル・ベンソンにカウント1-2となった場面で4番手のアレックス・ベシアに交代。ベシアはベンソンの代打で登場したミゲル・アンドゥハーを空振り三振に仕留めると、その後、二死満塁でT.J.フリードルをチェンジアップで見逃し三振に切って取り降板した。

 リリーフ陣が不安定な中、本来は先発のシーハンが登板して裏目に出てしまったが、ベシアが火消しに成功。最後は佐々木が“クローザー”として圧巻の3人締めで勝利を収めた。

 佐々木は地区シリーズでも同様の投球が期待され、今後もブルペンの救世主として輝きを放つことができるか、注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】地区S進出王手も消えぬ“懸念” PS初戦から不安定なド軍ブルペン陣…「112億円男」の真価が問われる

【関連記事】56発&132打点でも大谷翔平は「別次元」 MVP論争に米記者が本音「誰かを選べたらとも思う。だけど、オオタニは避けられない」

【関連記事】「久しぶりに真美子さんの姿が見られて、嬉しい」勝負のPS初戦にドジャース夫人会も気合の集合!「ひときわ美しい」