23年の菊花賞馬のドゥレッツァ(牡5、美浦・尾関知人厩舎)が、京都大賞典(3歳上・GII・芝2400m)で2年ぶりの…
23年の菊花賞馬のドゥレッツァ(牡5、美浦・尾関知人厩舎)が、京都大賞典(3歳上・GII・芝2400m)で2年ぶりの勝利を目指す。
ドゥレッツァは父ドゥラメンテ、母モアザンセイクリッド、母の父More Than Readyの血統。母はニュージーランドオークスなど重賞を3勝している。
ここまで12戦5勝。デビュー2戦目から破竹の5連勝で菊花賞を制覇。それも2着だった日本ダービー馬のタスティエーラに3馬身半差をつける大楽勝だった。その後は勝利こそないものの、24年のジャパンCが2着同着、今年のドバイシーマクラシックが3着だから、2400m以上ではトップクラスの力を秘めている。今回は目標が先にある一戦だが、GI馬として恥ずかしい競馬はできないだろう。
実は京都大賞典は菊花賞馬が強いレースでもある。84年のグレード制導入以降に限ると、菊花賞馬は延べ10頭が合計18回出走し【8-5-2-3】の勝率44%、複勝率83%。89〜90年にスーパークリーク、91年と93年にメジロマックイーン、02年にナリタトップロード、09年にオウケンブルースリ、16年にキタサンブラック、18年にサトノダイヤモンドが制している。ドゥレッツァも偉大な先輩に続けるか。思い出の京都で待望の復活Vとなることを期待したい。