日米通算200勝を飾り、記念ボードを手にする巨人・田中将大(C)産経新聞社 巨人・田中将大が9月30日の中日戦(東京ドー…

日米通算200勝を飾り、記念ボードを手にする巨人・田中将大(C)産経新聞社
巨人・田中将大が9月30日の中日戦(東京ドーム)に先発。6回85球2失点の粘投で、野茂英雄、黒田博樹、ダルビッシュ有に続く史上4人目の日米通算200勝を達成した。節目の数字に王手をかけてから、4度目の正直だった。
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勝利の瞬間、田中は一塁ベンチで両拳を突き上げた。グラウンドでは、同学年で少年野球「昆陽里タイガース」でもチームメートだった坂本勇人から祝福の花束が贈られた。そして、戸郷翔征から手渡された200勝の記念ボードを高々と掲げた。
ヒーローインタビューでは「いや~、本当に嬉しいです」と感慨がこもった。巨人移籍後は本拠地・東京ドームでの初勝利。「ここまで本当に長い時間かかりました。ジャイアンツに入団してから、早くこの本拠地、東京ドームで勝ちたい、ヒーローになりたいと思っていた。時間がかかってしまったんですけど、きょうこうして迎えることができて嬉しいです」と喜びをかみしめた。
「自分のベストを尽くす、持ってる力を全て出し切ってマウンドを降りるという気持ちで試合に臨みました」という今季10度目のマウンド。降板後の残り3イニングは、4人の投手が無失点でつないだ。「頼もしいリリーフ陣が後にいたので、何とか応援しながらという感じでした」。8回二死一、二塁からは、守護神のライデル・マルティネスを投入。阿部慎之助監督をはじめとする首脳陣の執念も実った。
この日は1軍で初めて、ベテランの小林誠司とバッテリーを組んだ。中継した『BS日テレ』の試合後インタビューでは、阿部監督が田中から女房役に小林を指名したことを打ち明けた。指揮官は、右腕の大記録達成に胸をなで下ろしながら「(小林は)上手く投手のいいところを出してくれた。きょう勝って最高ですね」と笑みを浮かべた。
2023年までに積み上げた白星が197。しかし、そこから苦しみ抜いた。昨年は先発機会が1度だけで、プロ18年目で初のシーズン未勝利となった。オフの契約交渉では減額制限を超える減額提示を受け、これを拒否。自由契約となることを選択した末に、巨人に入団した。
同局で放送された記者会見では「200という数字が近くなってから色んなことがありました」と振り返り、「その分ものすごく苦しかったですけど、乗り越えることができて、その数字にたどり着けることができたのは(自分にとって)大きな1勝です」と達成感をにじませた。
レギュラーシーズン3位が確定している巨人にとっては、背番号11の偉業で勢いづきたいところだ。田中もお立ち台で「きょうこれで終わりということは何もない。ここから先の戦いが本当の勝負。クライマックスシリーズ、日本シリーズと戦っていけるように、勢いに乗って戦っていきたいと思います」と誓った。この金字塔を、ポストシーズンへの追い風としたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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