◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 事前(30日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)開幕を翌日に控…
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 事前(30日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)
開幕を翌日に控えた三好CCの練習グリーンに、真っ赤なパターがところ狭しと並んでいた。見慣れないデザイン。オデッセイがまた新種のパターを出したようだ。ツアー担当者によれば、その名は「Square 2 Square TRI-HOT(スクエア・トゥ・スクエア トライホット)」。昨年登場して話題となったゼロトルク「Ai-ONE Square 2 Square」の後継と見られるモデルは、どのような進化を遂げたのか。
担当者によれば、最大の特徴はシャフトの傾きがないこと。ゼロトルクパターは飛球線に対してシャフトに前後の傾きがあり、ハンドファーストに構えなければいけないモデルが多く、違和感を抱くゴルファーが多かったのは事実。今回のウリはその傾きをなくし、シャフト通りに真っすぐ構えられるので、アライメントが取りやすいということだ。
なぜそれが実現できたのか。「アルミ、ステンレス、タングステンの3素材の複合ヘッド。前に重量を持たせ、限りなく浅重心化させたことで、シャフトを傾けることなくゼロトルクにすることができました」(前出レップ)という理屈。確かにシャフトの差さる位置はフェース面に近く、ハンドファーストにしすぎなくても構えやすい。
練習グリーンにやってきて、その赤い“S2S”にさっそく興味を示したのは石川遼だ。もともと、ツノ型ヘッドにシャフトを真っすぐに入れ、オンセットにして使っているだけに、このパターの理屈とは相性が良さそう…。
「重量が前にあるせいか、ピン型のセンターっぽい感じで振れますね。インパクトでしっかり打ちたい人で、ピン型しか使えなかった人が、ツノ型にトライしたいのであれば一番使いやすい。ストロークのタイプをゆっくりさせなくても入門できるマレットです。僕はもともとL字(のヘッド)が好きで、インパクトを加速させて打つタイプでしたが、フェースローテーションが強すぎる時があるので、今はツノ型で矯正していた。ですから、今回のヘッドはめっちゃイメージ出ます。“L字とツノ型の中間の振り感”で振れる」と饒舌だった。
よっぽどイメージが出るのだろう。「特に上りのロングパットなどはいいですよね。少し速めにしっかり打ちたい時に、ヘッド後方がもたつかないので、ダウンスイングでのブレが少ない」と付け加えた。
さらに、2種類のウレタン素材を使っているという新しいインサートに関して、「ホワイトホットインサートのほうが柔らかいですが、こっちは音がちょっと高い。反響がある感じ。音が高いのはポジティブで、今はボールが軟らかくなっているので、(高い)音がすると距離感を作りやすいです」と、パター巧者ならではの回答。前作S2SのAi-ONEインサートよりも打感は柔らかくなっているという。
ヘッドのラインアップは、#7(ツノ)、ロッシー、ジェイルバードの3機種。他にも出水田大二郎(#5)、稲森佑貴、小斉平優和(ともにジェイルバード)など生粋のオデッセイユーザーがこぞって試していた。今週どれだけの選手が投入するかは未定だが、彼らの反応を見る限り評価は上々だ。
今後は女子ツアーでも展開される予定。発売時期、製品の詳細はメーカーからの発表をまたれよ。(愛知県みよし市/服部謙二郎)