退任が明らかになった三浦監督、4年連続Aクラス、昨年は日本一と実績を残した(C)産経新聞社 球界に衝撃が走った。 昨年リ…

退任が明らかになった三浦監督、4年連続Aクラス、昨年は日本一と実績を残した(C)産経新聞社

 球界に衝撃が走った。

 昨年リーグ3位からの日本一を飾り、今季も2位フィニッシュとなったDeNAの三浦大輔監督が辞任の決意を固め、球団に了承されたと9月29日に一斉に報じられたのだ。

【衝撃】DeNA三浦大輔監督が今季限りで辞任を発表!!4年連続Aクラスもリーグ優勝逃し決断か…

 今季はリーグ優勝からの日本一と「完全V」を目指して走り出したが、藤川球児監督率いる阪神に大きく引き離された。

 勝負の夏場を迎えてからは主軸の牧秀悟、宮崎敏郎を欠くなど、打線のやりくりにも苦労した。それでも9月に入ってからは16勝5敗1分けと無類の強さを発揮、巨人との2位争いも制し、CSファーストSの本拠地開催権も確定した矢先のことだった。

 今回の三浦監督の辞任に関して、球界内からも考察の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は9月29日に自身のYouTubeチャンネルに「【衝撃】DeNA三浦大輔監督が今季限りで辞任を発表!!4年連続Aクラスもリーグ優勝逃がし決断か…」と題した動画を更新。三浦監督の退任に関して、独自の考察を加えている。

 第一声は「びっくりしたな」と高木氏。2位が確定したに関わらず「その日に退任を発表したという、かっこいいよね 最低ランクの責任を果たしたという」と”漢らしさ”が目立ったとした。 
 
 指揮を執った5年間で4年連続Aクラス、昨年は日本一も達成、今季も2位フィニッシュとしっかり結果も残したことで「ほかの球団、どうなっちゃうの?」と、潔すぎる決断が他球団の監督人事にまで影響を及ぼしているとした。

 今季の戦いぶりに関しては、「牧、宮崎が離脱する、オースティンもままならない」中で、「形にしたとは思うけどな」と評価。ただ阪神との差を埋められなかった背景には「圧倒的な違いはリリーフ陣にあって リリーフ陣の整備はできてなかったよな」と及川雅貴、石井大智、岩崎優など鉄壁のリリーフ陣を擁する阪神に差をつけられたとした。

 ほかにも大きな戦力と見込んで獲得したトレバー・バウアーの不振も誤算だったとする中、伸びしろを期待した選手を育てきれなかったのも響いたとした。

 今シーズン、チームでは林琢磨、石上泰輝、蝦名達夫が堅調な働きでチームを支えた。

 高木氏もこれらの選手の成長を認めた上で、「本当は度会、梶原、森だった」と本来、レギュラー奪取が期待された人材に目を向けた。

 2023年ドラフト1位ルーキーの度会隆輝は昨季、セ・リーグ新人では初となる開幕戦から2試合連続アーチを放つなど、野球ファンに鮮烈な印象を残した。

 プロ2年目となる今季は首位打者と大きな目標を掲げて臨んだが、故障で出遅れ開幕2軍スタート。ここまで85試合に出場、打率.238、6本塁打、25打点。自身が思い描いた成長曲線には到達していない。

 19年ドラフト1位入団、高卒6年目シーズンを迎えた森敬斗も長く、本格覚醒が期待されている選手の1人だ。昨年の日本シリーズでは全6試合に出場し打率3割をマーク、下剋上Vに大きく貢献を果たした。

 いよいよ今季こそブレイクかとファンからも注目を高めたが、パフォーマンスに安定性を欠き、1軍では28試合に出場、打率.153、4打点とファームで過ごす時間が長くなっている。

 昨年夏場からリードオフマンを務め、日本シリーズでも打率.333とチームをけん引した梶原昂希も今季は苦しんだ。ここまで61試合に出場、打率.245、2本塁打、10打点。定位置奪取には至ってない。

 「ほかの人は成長しているんだけど 本当に成長してほしい人が成長してないというか」「球団としてはストレスというか 三浦監督もストレスだったのかな」と高木氏は、指揮官がけじめをつける要因の一つになったと見る。
    
 動画中では監督の重責、プレッシャーに「疲れてしまったのかな」と思いやる場面も。最後は、大洋時代の後輩という縁もあり、「きれいに締めくくってほしいな 有終の美を飾ってほしいと思います」とエールを送った。

 戦いの場を去る指揮官のために1試合でも長く、ナインたちが力を結集させられるか。三浦DeNAのポストシーズンの戦いぶりが一層、注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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