「WTAエリート・トロフィー珠海」で、ユリア・ゲルゲス(ドイツ)は11月4日、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)と準決勝で対戦し、自身の優勢を終始維持しながら勝利を手にした。カウントは6-3、6-3の2-0。試合時間は1時間11分だった。…

「WTAエリート・トロフィー珠海」で、ユリア・ゲルゲス(ドイツ)は11月4日、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)と準決勝で対戦し、自身の優勢を終始維持しながら勝利を手にした。カウントは6-3、6-3の2-0。試合時間は1時間11分だった。

ゲルゲスとセバストワはともに、世界ランキング10位台の半ばにつける実力者同士。ゲルゲスが18位の一方で、セバストワは15位とその差は3位と大きくなく、対戦すれば、いずれの勝利でも不思議のない組み合わせだ。

今回の対戦でゲルゲスは、小さいながらもあったランキングの差を感じさせなかった。第1セットでは、1ゲーム目から、リターンゲームを獲得。1ブレークアップのリードを確保して、優位を手にした。

その後、ゲルゲスとセバストワの両選手とも、サービスゲームをキープし続けた。7ゲームの間、均衡は保たれたが、ゲルゲスは第9ゲームで、再びセバストワに攻勢をかけると、デュースの末、2つ目のブレークを達成。1セット目を取得し、大きなターニングポイントを通過した。

ゲルゲスは第2セットでも、1セットのリードの上にさらに、ゲームカウントでも先行させた。セバストワの最初のサービスゲームとなる第2ゲームを、またもやセット内の序盤でブレークすると、自身のサービスゲームではがっちりキープを繰り返した。

そのままゲルゲスは磐石なリードを守りきり、安定的な強さを見せ付けた。

ゲルゲスは、現在行われているココ・バンダウェイ(アメリカ)とアシュリー・バーティ(オーストラリア)の勝者と、明日の決勝戦を戦う予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はセバストワを相手に、磐石な勝利を納めたゲルゲス

(Photo by Power Sport Images/Getty Images)