ファイターズの選手が使っていたバットを加工して、クラフトビールを作ろう。そんなイベントがエスコンフィールドHOKKAI…
ファイターズの選手が使っていたバットを加工して、クラフトビールを作ろう。そんなイベントがエスコンフィールドHOKKAIDOで開かれた。40人ほどのファンが集い、選手の一端を知れる夢のような企画を楽しんだ。
イベントを企画したのはエスコンフィールド内に「そらとしばbyよなよなエール」を構えるヤッホーブルーイング。昨年倍率20倍、満足度100%だった大好評イベントを今年も開催した。
材料となるのは万波選手や水野選手など10選手が実際に使っていたバット10本。いずれも手元の部分やヘッドの部分が裂けたりひびが入ったりしたものだ。
午前中の回では、清宮選手、郡司選手、水谷選手、山縣選手、レイエス選手のバットが対象に。まずノコギリでグリップ部と先端を切り落とし、次にナタで塗装部分をはがしていく。最後に3等分に切るところまでして、スタッフに託した。
バットの素材によって刃物を入れた時の感触が違うようで「ガタシュウ(山縣選手)のはやわらかめですね」「パイナポー(水谷選手)のはガチガチですよ」などとファン同士が、うれしそうに語り合っていた。
加工された木材はその後、スタッフがさらに細かくした上で蒸してバットの香りを移した蒸留水を作り、ビールを作る発酵の過程で加えるのだという。
蒸留水は、新築の木材のような爽やかな木の香りがし、できあがりのビールも爽やかな香りのすっきりとした飲みやすい味わいに仕上がる予定だという。
昨年は季節に合わせて濃い色合いの重厚感のある味わいに仕上げたが、今年はより一層木の爽やかさを味わえるように、ホップなども選んだレシピにしたという。
イベントに参加した苫小牧市の会社員、松野拓哉さん(36)は「実際に選手が使ったバットに触れるだけでもファンとしてはたまらないのに、屋根が開いて、風が吹くなか、エスコンを五感で感じながら大好きなビールを作れるなんて夢のような企画。今から飲むのが楽しみです」と話した。
イベントを企画した井上敬介さんは「バットを使ってビールを作れるなんてクラフトビールって面白いな、楽しいなと思ってもらえたら」といい、「ビールもファイターズも好きという人たちが集まって、温かくて、良い場所になった。これからもファン向けのイベントを開催していきたい」と語った。
完成したビールは11月に先行試飲会が開かれた後、そらとしばのシーズナル(季節限定の)ビールとして420ミリリットル900円、510ミリリットル1100円で販売予定だという。(鈴木優香)