<令和7年度 秋季岐阜高等学校野球大会:大垣日大9―2中京>◇28日◇決勝戦◇岐阜長良川球場 今年の夏の全国選手権準々決…
<令和7年度 秋季岐阜高等学校野球大会:大垣日大9―2中京>◇28日◇決勝戦◇岐阜長良川球場
今年の夏の全国選手権準々決勝で県岐阜商がタイブレークの末、優勝候補筆頭の横浜に勝利してベスト4に進出したことで、この秋の岐阜県大会は注目された。しかし、県岐阜商は初戦で敗退。決勝は、大垣日大と中京という、西濃と東農の岐阜県を代表する存在と言ってもいい私学有力校同士の対決となった。
前日の準決勝、連覇を狙いたい大垣日大は8回表まで岐阜城北に1対4とリードされながらも、その裏に大量10点を奪って一気にコールドゲームとして決勝進出を果たしている。対する中京は関商工と0対0という息詰まる投手戦で、そのまま延長タイブレーク。10回に何とか1点をもぎ取っての決勝進出である。
投手陣の駒が豊富な大垣日大は、試合でしっかり投げられる投手がエースナンバーの谷之口 翔琉投手(2年)や太田 光洋投手(2年)ら4人いるという中で、この日は背番号3の竹岡 大貴投手(2年)が先発した。左腕から、キレのいい球を歯切れよく投げ込んでくるタイプである。中京は背番号11の西岡 海心投手(2年)で、179cmあるが体重は60kgでやや線が細い印象はあった。
大垣日大が2回裏に失策の走者をバントなどで進めて内野ゴロで帰して1点を先取する。しかし、直後の3回中京は二死走者なしから四球の走者を暴投などで進め、内野安打で繋ぐと相手の送球ミスで帰して同点とした。決勝戦らしい1点を巡る試合になっていくのかと思われた。
ところがその裏、大垣日大はコンパクトに打ち返していき、8安打と四死球などもあって打者13人の猛攻となり、大量7点を奪って、一気に試合の方向性を決めた。決して大振りはしないで、前でバチンと捉えていく打線は、見た目の迫力はなくても、確実にヒットしていく堅実さを示していた。
高橋 正明監督も、「昨日の戦い方は、よくなかったのですが、打線はしぶとく、よく食い下がっていってくれたと思う。3回は、特に初球をどんどん積極的に打っていったことがよかった」と、打線の積極性は評価していた。
大垣日大は前日の8回1イニングでの10点といい、この日の3回の7点といい、ここぞの場面で安打が続き、打線が途切れていかないところに強さがある。これで2年連続の優勝で東海大会も16度目の出場となる。昨秋の東海地区王者でもあり、連覇を狙える唯一の存在だが、髙橋監督は「これで1回戦はシードとなりますから、まずは初戦の2回戦ですね。そこを確実に勝って、次を目指していきたい」と、東海地区大会への思いも語っていた。
中京は、5年連続28回目の東海大会出場となっているが、この日の負け方は反省点もいいであろう。ただ、ここから東海大会までの少し時間で、もう一度整備し直しての戦いを期待したい。