来春の選抜高校野球大会につながる第153回北信越地区長野県大会(秋季)は28日、長野市の長野オリンピックスタジアムで決…

 来春の選抜高校野球大会につながる第153回北信越地区長野県大会(秋季)は28日、長野市の長野オリンピックスタジアムで決勝があり、上田西が長野日大を破って2年ぶりの優勝を果たした。

 上田西は1点を追う六回、代打岩田の右前適時打などで逆転。小刻みな継投で逃げ切った。3位決定戦では、松本国際が諏訪清陵に八回コールド勝ち。上田西、長野日大に続いて北信越大会の出場を決めた。

 北信越大会は、富山県を舞台に10月11日から試合が始まる。

(北信越地区高校野球長野県大会決勝 上田西5―3長野日大)

 上田西は、投手陣が競い合うように力をつけてきた。

 そんな力が見えたのが、1点リードで迎えた八回。向山康介投手が先頭打者を四球で歩かせたところで、割田涼雅投手がマウンドへ。いきなり死球で危機を広げた。

 だが、その後の打者を、左飛と遊ゴロ併殺におさえ、ピンチを切り抜けた。動揺してもおかしくない場面での危なげない投球に、長野日大の松橋将之監督は「大事なところで勝負できるかどうかの差が出た」と嘆いた。

 実は、夏の大会で背番号「1」を背負った内藤崚投手が左ひざを手術し、戦列を離れている。ただ、その危機感が、チーム一丸となって戦う意識につながった。

 先発した平手瑠乙投手は「自分が五回まで踏ん張れば」。2点を失ったものの、打たせて取る投球で粘りをみせた。高梨翔投手が六回を、向山投手が七回を無失点に抑え、八回途中から割田投手が登板し、逃げ切った。

 初戦から接戦続きで手にした優勝に、吉崎琢朗監督は「一番の勝因はチーム力。秀でた選手がいない中、自覚してよく練習に取り組んでくれた」。北信越大会に向け「一戦必勝で食らいつく」と、力強く語った。(志賀英樹)