第78回秋季東北地区高校野球岩手県大会(岩手県高野連主催、朝日新聞盛岡総局など後援)は28日、花巻球場で準決勝2試合を…

 第78回秋季東北地区高校野球岩手県大会(岩手県高野連主催、朝日新聞盛岡総局など後援)は28日、花巻球場で準決勝2試合を行い、花巻東と一関学院が決勝進出を決めた。両校は、本大会上位3校が代表となる東北大会への出場も決めた。29日に予定された決勝と3位決定戦は荒天が予想されるため、30日に順延される。

(第78回秋季東北地区高校野球岩手県大会準決勝 一関学院13―0一関一=五回コールド)

 笑顔がまぶしい一関学院の黄海大和主将(2年)が四回、代打で打席に立ち、見事に右越え二塁打を放った。

 打ったのは5球目。投手が逃げる変化球で振らせようとしてくると察し、狙い打ったという。

 「打席に立つとき、仲間たちから『一番楽しい打席にしてこい』と送られましたが、その通りにできました」と満面の笑みで話した。

 軽いケガを抱え、県大会は代打のみの出場。3回打席に立ち今回、初の安打にこぎ着けた。

 ベンチでは積極的に声を出し、ムードメイクを心がけている。「笑顔はちょっと、意識もしてやっています」という。

 秋の3連覇がかかる決勝は、昨年の決勝でも対戦した花巻東が相手。夏は3回戦でコールド負けを喫している。

 「花巻東は一番勝ちたい相手で、ずっと想定して練習してきた。敗れて引退した3年生の気持ちも背負って、勝って東北大会に臨みたいです」(長野剛)

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(第78回秋季東北地区高校野球岩手県大会準決勝 花巻東9―0盛岡中央=七回コールド)

 長打を量産した花巻東でもただ1人、二塁打を2本はなった後藤晴己選手(1年)は、この日が初のスタメン入りだった。「打てたのは先輩の『打席では力を抜け』というアドバイスのおかげ」とはにかんだ。おかげで冷静に対応できたという。

 助言の主はこの夏、甲子園でも中軸を担った新田光志朗さん(3年)。誰にでも優しく指導してくれる先輩だ。教えを胸に「2年の先輩たちと甲子園に行きたいです」と胸を膨らませた。(長野剛)