55号を放ち、1年を締めくくった大谷(C)Getty Images レギュラーシーズン最終戦でも大谷翔平(ドジャース)は…

55号を放ち、1年を締めくくった大谷(C)Getty Images

 レギュラーシーズン最終戦でも大谷翔平(ドジャース)は、鮮烈な輝きを放った。

 現地時間9月28日、敵地で行われたマリナーズ戦に大谷は「1番・指名打者」で先発出場。7回の第4打席にソロアーチをマークし、キャリアハイとなる55本塁打を記録した。

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 最後まで存在感は薄れなかった。チームが4点をリードした7回二死無塁の局面で、相手左腕ゲーブ・スパイアーと対峙した大谷は、カウント0-2と追い込まれてからの3球目、インハイへの95マイル(約153キロ)の4シームを豪快にかっ飛ばした。

 徹底したインハイ攻めを見事に攻略した。どよめきの中をセンター方向へと飛んで行った打球は、飛距離412フィート(約125.6メートル)のアーチとなった。

 これで自己最多であり、ドジャースのフランチャイズ記録となる年間55本塁打を放った大谷。今季は6月から投手として実戦に復帰し、投打二刀流を再始動させた1年目となったが、背番号17はまたしても凄まじい成績を残した。

 当然ながら、3年連続4度目となるMVP受賞には、楽観論が強まっている。“打者”として特大のインパクトを放った最終戦後には、米記者からこぞって「MVPは決まりだ」という論調が唱えられた。

 日夜ドジャースのありとあらゆる情報を発信している米専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は「ショウヘイがドジャースのシーズン最多本塁打記録を55本に更新した。これまでの54本は昨季のオオタニ自身が樹立したものだった」と紹介。その上で、「ちなみにオオタニは今季の防御率2.87としている」と指摘。投打における異能ぶりを強調し、こうも続けている。

「彼は間違いなく再び満場一致でナショナル・リーグMVPで決まりだ」

 また、米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストで、大谷をこよなく愛しているベン・バーランダー氏は、「私は、何年もの間、ショウヘイ・オオタニを史上最高の野球選手と呼んできた」と断言。そして、日々繰り返される規格外の活躍をエモーショナルに伝えている。

「今、ますます多くの人々が、その事実に気づき始めている。最初に私を批判していた人々でさえもね。なんという素晴らしいシーズンだろうか。こんな選手を目の当たりにして生きているこの瞬間が素晴らしい」

 もはや“大谷当確”の空気が漂うMVPはいかなる結末を見るのか。カイル・シュワバー(フィリーズ)やフアン・ソト(メッツ)といったライバルとのレースの行方には、ポストシーズンでのパフォーマンスとともに注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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