第78回秋季東海地区高校野球三重県大会(県高校野球連盟主催)の決勝が28日、津市の津球場であり、三重が津田学園に競り勝…
第78回秋季東海地区高校野球三重県大会(県高校野球連盟主催)の決勝が28日、津市の津球場であり、三重が津田学園に競り勝って3年ぶり23回目の優勝を果たした。3位決定戦は、津商が四日市を破り、3年ぶり6回目の秋季東海大会への出場を決めた。三重、津田学園、津商が出場する東海大会は、10月18日に愛知県で始まる。成績は来春の選抜大会出場校(東海地区枠は3チーム)を決める参考になる。(本井宏人)
■レギュラーつかみ、3安打3打点
(第78回秋季東海地区高校野球三重県大会決勝、三重6―5津田学園)
三重が10安打、津田学園が12安打の打撃戦。三重が、レギュラーをつかんだばかりの1年生の活躍であげた一回のリードを、継投で守り切った。
三重は一回、2死満塁で前野元佑(げんすけ)選手(1年)が内角の速球を振り抜き、2点適時打で先制した。前野選手は七回にも適時三塁打を放って追加点をあげるなど、3安打3打点の活躍。「自分の持ち味はフルスイング。チャンスを作ってくれた先輩たちに感謝したい」と、優勝の喜びを話した。
175センチ、72キロの体格。沖田展男監督に「当たれば飛ぶ。局面を変えられる」と新チームから起用され、中堅を守る左打者。準決勝でも一回、走者2人をおいて公式戦初の本塁打を放ち、勝利に貢献した。打席に入る前に屈伸運動をして緊張をほぐすなど、ちょっとした「改善」が結果につながっているという。
三重はこの大会で初めて失点し、1点差で逃げ切った。前野選手は津田学園について「甲子園をかけて、これから何度も戦うことになる相手」と語り、「きょうの結果に満足せず、反省点は修正したい」と冷静に戻っていた。(本井宏人)
■夏の準優勝・津商も東海大会へ
(第78回秋季東海地区高校野球三重県大会3位決定戦、津商7―0四日市=7回コールド)
津商の大野蒼空(そら)投手(2年)が、3位決定戦で7回を投げきり、四日市を3安打無失点に抑えた。前日の準決勝では、三重に一回に4点をとられて二回に降板していた。この試合でも一回に先頭打者に安打を許したが、後続を断ち切って波に乗った。「立ち上がりに全神経を集中した。ふがいなかったきのうの雪辱を果たせた」と振り返った。
0―1で敗れた夏の選手権三重大会の決勝では、津田学園の桑山晄太朗投手(3年)と中盤までほぼ互角に投げ合った。「桑山さんの次は、自分が県内1の投手と言われたい」とのぞんだ今大会。3位ながら東海大会出場を決め、初の選抜へも望みをつないだ好投に、宮本健太朗監督は「粘り強く投げてくれたが、東海大会ではもっと成長した姿を見せてほしい」と話した。(本井宏人)