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今シーズンから1万5000人収容のIGアリーナにホームを移す名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、大型補強に成功。悲願の優勝に向けて強力な戦力を揃えた。
エースの齋藤拓実、大黒柱のスコット・エサトン、キャプテンの中東泰斗ら一昨シーズンの西地区優勝メンバーに加え、昨シーズンは琉球ゴールデンキングスから今村佳太や広島ドラゴンフライズからアイザイア・マーフィーと優勝経験者が加入。さらに今シーズンは、スモールフォワードとしてリーグ屈指の実力を持つアーロン・ヘンリー、元NBA選手で3シーズンぶりに名古屋Dに復帰するアラン・ウィリアムズ、クラブ史上初となる帰化選手のカイル・リチャードソンを獲得するなど、「インサイドの得点力を強化した」(ショーン・デニスヘッドコーチ)。
指揮官の言葉の通り、プレシーズンゲームの『AICHI CENTRAL CUP 2025 (ACC)』では、これまでの3ポイントシュートを多用するスタイルから、ヘンリーを中心にペイントアタックからオフェンスを展開しようとする変化が見られた。
新たな戦力がもたらすものとこれまで築き上げてきた「ドルフィンズらしさ」をいかに融合していくか。昨シーズンは戦術の浸透に時間を要してチャンピオンシップ出場を逃しただけに、新戦力と既存メンバーが早い段階でケミストリーを構築できるかが鍵となる。
■KEY PLAYER/SF #11 アーロン・ヘンリー
NBAでのプレー経験を持つ26歳は、ファイティングイーグルス名古屋に在籍した昨シーズン、オフェンスではリーグ2位の平均20.1得点、4.6アシスト、ディフェンスでは2.4スティールでスティール王を獲得と、オールラウンドにチームの中心を担った。
ACCの3位決定戦では「クリエーターが欲しかった」という指揮官の期待に応え、劇的なブザービーターでチームを逆転勝利に導いた。名古屋Dでも間違いなくチームの浮沈を左右する存在になるだろう。
文=山田智子