(28日、秋季高校野球大阪府大会準々決勝 大阪桐蔭9―0関西創価=7回コールド) 大阪桐蔭の新リードオフマンが躍動した…
(28日、秋季高校野球大阪府大会準々決勝 大阪桐蔭9―0関西創価=7回コールド)
大阪桐蔭の新リードオフマンが躍動した。
「1番・捕手」の藤田大翔(2年)は一回、直球をとらえて右中間を破ると、一気に二塁も蹴った。
「三塁コーチの『いける』という声が聞こえた」と三塁へ到達した。3番・内海竣太(2年)の二塁打で、先制の本塁を踏んだ。
「とにかく塁に出ることを意識しているので、一番良い形で先頭で出られた」
勢いづいた打線はこの回だけで4得点。二回も藤田が適時打を放つなど3点を追加し、序盤に主導権をつかんだ。
藤田について、西谷浩一監督は「前のチームから出ていたので経験を積んでいる。よくやってくれた」と評価。「長打力がある。クリーンアップでも良い」と言うが、「1番に入れて勢いをつけたい」と起用方針を明かす。
大阪桐蔭の「1番・捕手」で思い浮かべるのは、プロ野球でも活躍する森友哉(オリックス)だろう。
藤田にとってもあこがれの存在だ。
入学前は、2012年に大阪桐蔭が春夏連覇した動画を見て刺激を受けた。当時2年生の森は、攻守でチームを引っ張った。
西谷監督は「森と比べるのはかわいそう」と苦笑いするが、「思い切りの良い打撃、積極的なリードもある」とうなずく。
その藤田は「あのレベルまでいったら、チームにすごく貢献できる」と目標に掲げる。
守りでは、これまで全5試合で先発マスクを被り、失点は1。この日は最速152キロを誇るエース吉岡貫介(2年)をリードして7回を被安打1、12奪三振の好投に導いた。
前チームは中野大虎(3年)や森陽樹(3年)ら好投手を擁しながら、今夏の大阪大会決勝で敗戦。6年ぶりに春夏とも甲子園に出場できなかった。
この秋は順調に勝ち進めているが、「小さいミスや残塁が多い。そこで、もう1本出せる力がいる」と慢心はない。
「自分が引っ張っていって、チームを支えたい」
来春の選抜大会につながる近畿大会出場まであと1勝とし、さらに気を引き締めていた。=くら寿司スタ(室田賢)