立ち合いの変化で2敗を守った横綱・豊昇龍(C)Getty Images 横綱の変化に喝だ! 大相撲秋場所(東京・両国国技…

立ち合いの変化で2敗を守った横綱・豊昇龍(C)Getty Images

 横綱の変化に喝だ!

 大相撲秋場所(東京・両国国技館)は9月27日に14日目を迎えた。1敗で単独トップに立つ横綱・大の里が、右ひざを痛めて休場となった大関・琴桜に不戦勝。その後の結びの一番は、2敗の横綱・豊昇龍が立ち合いで右に動き、関脇・若隆景を下した。この結果、賜杯の行方は同28日の千秋楽に持ち込まれたが、国技館は騒然。後味の悪さを残した。

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 大相撲は28日のTBS系「サンデーモーニング」でも紹介された。司会の膳場貴子キャスターから「あれ、中畑さん。豊昇龍2敗を守りましたけど、どうですか?」と振られると、ご意見番の元DeNA監督の中畑清氏は「むっときてますよ」と小さな声に怒りをにじませた。

 続けて「立ち合いの変化は、横綱は見せちゃいけない。勝たなきゃいけない重圧は分かりますけど、あの勝ちっぷりは、横綱がやってはいけないな」と手厳しく指摘。その上で、力士の最高位は「やはり見せなきゃいけない立場」だと説いた。

 苦言は止まらない。「あの勝ち方で胸を張られても困るんですよ。胸を貸さなきゃいけない」と力を込めた上で、「張本(勲)さんなら大喝やってますよ、私は小さい喝にしてください。きょう(千秋楽)は変化はないと思います」と断じた。

 同じくご意見番を務めた元中日監督の落合博満氏は、「本当に勝ちたくて、ギリギリの決断だったと思いますけど」と慮りながらも「真っ向勝負を見たかったのが、偽らざる心境です」と明かした。千秋楽は1敗の大の里、2敗の豊昇龍による横綱決戦となる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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