女子5000メートル決勝で他の選手と接触するコスター(C)Getty Images 涙は乾き、笑顔を取り戻した。 9月1…

女子5000メートル決勝で他の選手と接触するコスター(C)Getty Images

 涙は乾き、笑顔を取り戻した。

 9月13~21日にかけて開催された「東京2025世界陸上」(東京・国立競技場)で、女子5000メートル14位だったモーリーン・コスター(オランダ)が自身のインスタグラムを更新。ストーリーズで京都を訪れたことを報告した。

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 朱色鮮やかな鳥居がトンネルのように連なる場所で柔らかい笑みを浮かべている。京都でも有名観光地の一つに挙げられる伏見稲荷大社の「千本鳥居」だ。また、参道でたい焼きを美味しそうに堪能する写真も投稿した。

 さらには、活気あふれる市場でイカ、カキ、エビなどの鮮魚やフライにも興味を示す様子も収めている。そして、夜には宿泊場所から涼し気な浴衣姿で屋外を眺めるカットも掲載。すっかり京都を満喫している様子だ。

 コスターは日本の田中希実も出場した9月20日の女子5000メートル決勝で、中盤まで上位争いを展開。ところが、残り2周となった所で、ライバル選手に妨害されて転倒しかけ、最終盤にも別の選手と接触した。

 レース後は涙を浮かべながら、母国オランダの公共放送『NOS』のフラッシュインタビューに応じ「今日、私は2回も“ありえないぐらい非常識”な妨害を受けた」と強調。「本当はこんな風にカメラの前で泣きたくはない。でも、本当に腹が立つのよ」と悔しさをかみしめ、「2回目のエチオピアの選手から受けた妨害は、間違いなく“超非常識”だったわ!」とまくし立てていた。

 そのコスターは、一夜明けた21日に自身のインスタグラムを更新。「『もしも?』これは何の役にも立たないし、決して答えの出ない考えだ」「14位という結果は、私がここに来た目的ではなかった」などと恨み節を書き込み、最後には「これからは日本の残りの場所を探検する時間だ!」と記していた。言葉通りに悔しさを忘れ、新たな一歩へのリフレッシュができたようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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