秋季鳥取県高校野球大会兼第145回秋季中国地区高校野球大会県予選は27日、決勝と3位決定戦があり、鳥取城北が米子松蔭を…

 秋季鳥取県高校野球大会兼第145回秋季中国地区高校野球大会県予選は27日、決勝と3位決定戦があり、鳥取城北が米子松蔭を下して3年ぶり12回目の優勝を果たした。3位決定戦は鳥取商が接戦を制した。鳥取城北、米子松蔭、鳥取商の3校は10月に山口県である中国大会に出場する。

 決勝は、一回に米子松蔭が島村のスクイズなどで2点先行したが、鳥取城北は二、三回に四死球や長短打、敵失で逆転。刈屋、下浦のリレーで逃げ切った。米子松蔭は主戦新里が鳥取城北打線につかまってしまった。二回以降は打線がつながらず、投打に課題を残した。

 3位決定戦は鳥取商、境の両投手陣が粘りの投球で緊迫した展開となったが、八回裏、鳥取商の岡本が右前に適時打を放って均衡を破り、試合を決めた。(奥平真也)

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 身長189センチ。ひときわ目立つ長身の鳥取城北・刈屋遙斗投手(2年)は、角度のある直球がさえる柱の1人だ。期待を背に先発マウンドに立ったが、四回、死球や暴投で崩れ、下浦一心投手(同)に後を託した。

 試合後の取材に「球が抜けてしまった」「三振を取りに行こうとして力んでしまった」などと、反省の言葉を重ねた。

 加藤重雄監督は期待を寄せる。今夏の選手権鳥取大会でも、自慢の3年生投手陣のほかに「刈屋といういい投手が2年生にいる」と名を挙げていたが、鳥取城北は選手層が厚い。甲子園ではベンチ入りメンバーから外れた。

 1回戦の仙台育英戦はアルプススタンドから見つめた。「正直、あまりちゃんと応援出来なかった」。あの場でプレーしたいと、悔しくてならなかった。

 今度こそ、自分が甲子園の舞台に立つ。中国大会を勝ち抜けば選抜大会が見えてくる。「他県のチームはどこも強い。チャレンジャーの気持ちで挑む」と、決意を語った。(奥平真也)