島根県高校秋季野球大会(県高校野球連盟、県教育委員会主催)は27日、松江市営野球場で準決勝2試合があった。島根中央は立…

 島根県高校秋季野球大会(県高校野球連盟、県教育委員会主催)は27日、松江市営野球場で準決勝2試合があった。島根中央は立正大淞南に逆転勝ちし、石見智翠館は矢上を破って、それぞれ決勝に進出した。28日は同球場で午前10時から3位決定戦、午後0時半から決勝がある。(堀田浩一)

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(27日、島根県高校秋季野球大会準決勝 島根中央7―2立正大淞南)

 チーム初の秋季大会決勝進出を決めた島根中央。反撃の起点は、2点を追う四回裏。1死満塁で6番打者の森脇悠太選手(2年)が打席に立った。

 「スクイズはない。打つだけだ」。ベテランの新田均監督代行にそう言われ、緊張がほぐれた。

 「自分の打撃をしよう」と言い聞かせる。凡退した二回裏の1打席目で攻められた内角直球に狙いを絞った。その球が来るまで、じっくりと見極めた。

 3球目。インコース高めの直球を無心で振り抜き、右前へ運んだ。敵失もあって走者2人がかえり、同点に追いついた。一塁ベース上で喜びをかみしめた。

 今大会は準々決勝でも六回裏に二塁打を放ち、一挙7得点の好機を作った。好調な理由を聞くと、迷わずこう答えた。「当たり前のことを当たり前にする、そんな地道な練習がようやく実を結んできたんだと思います」(堀田浩一)

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 石見智翠館の1年生左腕・橋本岳(がく)投手(背番号18)が先発して八回まで投げ、被安打2の1失点と好投した。

 五回までは1人の走者も許さないパーフェクトな投球。最速140キロの直球にスライダーなど3種類の変化球を交え、矢上打線を封じた。

 一回の先頭打者。「インコースの真っすぐが決まった。今日は調子が良い」と思った。球の走りはもう一つと感じたため、「二回から調整し、球が走り出した」。右打者にはクロスに投げることなど監督の指示を守り、直球を主体に次々と三振を奪った。

 矢上の打者は体が大きいと感じたが、「逃げないようにして、自信のある球で押していけた」と振り返る。自身の投球よりも「チームとして勝つことが大事」と心得ている。明日は決勝。「投げるとしたら、チームの1位に貢献したい」(石川和彦)