和歌山県大会は27日、準々決勝2試合が行われた。智弁和歌山の敗戦は話題になったが、もう1試合は古豪・箕島が勝利していた。…

和歌山県大会は27日、準々決勝2試合が行われた。智弁和歌山の敗戦は話題になったが、もう1試合は古豪・箕島が勝利していた。

 初回から1点を先制すると、3回には4番・前山 瑠星の適時打などで2点を追加。序盤で試合の主導権を握ると、4対1で迎えた7回にはダメ押しの2点を追加。終始試合をリードして、箕島が高野山を下してベスト4進出を果たした。

 箕島といえば、これまで春夏通算17回の甲子園出場で公立校で唯一春夏連覇を達成。また星稜との延長18回の熱戦を演じるなど、記録と記憶に残る学校。しかし甲子園出場は2013年が最後で、新チームは2学年15人の選手たちとなっている状況。当時のことを考えると、苦しい状況であることは間違いない。

 特に部員減少については、そもそも箕島の周りの地域の子どもの人口が減少傾向で、その子どもたちを周りの学校と取り合っているという現実があるという。結果、入学者数が減っていることも関係しているという。

 こうした苦しい状況ゆえに、指揮官・北畑清誠監督は以前の取材で、「子どもたちの人口が減っていくのは間違いない」と理解したうえで、訴えたのは勝つことだ。

 「なんとかやはり箕島が勝って、せめて地元の小学生たちがやっぱり野球をしたい。そう言ってもらえるように箕島高校も強くならないといけないなって感じております」

 夏の大会は3回戦で敗れたが、新人戦では市和歌山に2対3と善戦。強敵相手に惜敗した悔しさを糧に、今大会はベスト4までたどり着いた。準決勝の近大新宮に勝利すれば、近畿大会への道が開ける。勝負の一戦は10月4日だ。