(27日、第78回愛知県高校野球選手権大会決勝 中京大中京2―0豊川) スタンドを沸かせたのは主将の一振りだった。 0…

 (27日、第78回愛知県高校野球選手権大会決勝 中京大中京2―0豊川)

 スタンドを沸かせたのは主将の一振りだった。

 0―0の二回裏無死、中京大中京・荻田翔惺主将(2年)が初球をとらえ、チーム初安打の左越え二塁打とした。1死後、内野ゴロの間に三塁から先制の本塁を踏んだ。

 三重県度会(わたらい)町出身の荻田選手は、下宿生活を送る。部員による投票で主将に選ばれ、「自分のプレーでチームを引っ張るのが理想。一つずつ課題をつぶして、気持ちの面でも強いチームにしたい」と話す。

 新チーム始動後、課題克服のために下宿のメンバーと毎朝5時半から打撃練習。タイミングの取り方を改善しようと、スポンジ製の球を使ってボールを長く見る練習を積んできた。

 決勝は2安打を放ち、早朝練習の成果が出た。高橋源一郎監督は「(二回の)二塁打から試合の流れができた。今後もしっかりバットを振ってほしい」と期待を寄せた。

 2年連続で臨む東海大会は、2021年以来の選抜大会出場をかけた戦いとなる。「絶対1位を取る。ここからが本当の勝負」と、荻田主将は力を込めた。(堀内未希)