今季ワーストの8失点を喫した今永。復調が待たれる(C)Getty Images カブスの今永昇太が現地時間9月25日、本…

今季ワーストの8失点を喫した今永。復調が待たれる(C)Getty Images

 カブスの今永昇太が現地時間9月25日、本拠地でのメッツ戦に先発し、6回途中までで8失点と炎上。チームは5-8で敗れ、今永は8敗目を喫し、勝ち星を二桁に乗せることが出来なかった。

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 この試合がレギュラーシーズン最後の先発となる今永は、初回から四球や長短打、犠牲フライで2点を献上すると、3、4回にはフランシスコ・リンドア、ブレット・バティにホームランを浴びさらに失点を重ねた。6点を奪われ迎えた6回にも3本のヒットで2点を失い、5回2/3で交代を告げられている。この日、今永は2本塁打を含む9安打を打たれ、失点数はワーストとなる8失点。すでに進出を決めているポストシーズンに向け、不安を残す内容となってしまった。

 8月以降、今永は10先発で白星は1つのみ、4度敗戦投手として記録されるという後半戦の不調から抜け出せないまま、シーズンラスト登板を終えた。来る10月もローテーションの中心としての期待を背負う日本人左腕に対し、米国内からはパフォーマンスを危惧する声も伝えられている。

「イマナガは最悪のタイミングでスランプに陥ってしまった」

 そう訴えるのは、現地誌『Sports Illustrated』でカブスの記事を担当する、マディ・ディケンズ記者だ。メッツ戦のレポートトピックにおいて、今永に対し、「レギュラーシーズン最後の登板を終えたところだが、問題なのはその試合が悪かったこと以上に、最近の彼の登板内容が常態化している点だ」などと指摘。

 加えて、後半戦で低調な内容が続いているとして、「イマナガの最新登板はリグレー・フィールドでのメッツ戦だった。しかしホームのマウンドに立っても状況は変わらなかった」と評している。

 さらにディケンズ氏は、「残念ながらこの登板は最近の状況の“例外”ではない。イマナガは直近7試合の登板で1勝2敗、自責点25、被安打38と散々な成績だ」と主張する。その上で、「今の状態ではポストシーズンで先発させるのはリスクが大きく、昨年の活躍と比べると信じがたい状況だ」と印象を綴っている。

 また、カブスがプレーオフをワイルドカードからの勝ち上がりを目指す状況を踏まえ、ディケンズ氏からは、「ポストシーズンのプレッシャーが高まる中、イマナガに対する深刻な懸念が渦巻いている」との評価も。メジャー2年目で初めて臨む秋の戦い、今永の投球はカブスにどんな結果をもたらすことになるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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