<大相撲九月場所>◇十二日目◇25日◇東京・両国国技館【映像】親方が絶賛、豊昇龍の「投げを封じた」一瞬の閃き 新三役期待…
<大相撲九月場所>◇十二日目◇25日◇東京・両国国技館
新三役期待の新鋭、小結・安青錦(安治川)が二場所連続で横綱・豊昇龍(立浪)を撃破。鮮やかな切り返しに館内は大興奮し、座布団が飛び交う事態となった。「安青錦すげぇ」「何て恐ろしい子」と驚嘆の声も続出した。一方、境川親方は豊昇龍の投げを封じた安青錦の“ある動き”に着目。「これはセンス」と絶賛した。
21歳の若き才能が二場所連続の快挙で両国国技館を沸かせた。令和五年(2023年)十一月場所で序ノ口デビューして以来、驚異の勝率で番付を駆け上がってきた安青錦。十一日目までを終えて生涯戦歴は101勝27敗で、勝率は約8割。今年三月場所で入幕して以降は三場所連続で11勝4敗、合計33勝の好成績を収めており、毎場所三賞を受賞している活躍ぶりだ。
新三役で臨む今場所も十日目に勝ち越しを決める好調ぶり。十二日目は先場所史上最速で初金星を獲得した際の相手、豊昇龍と対決した。立ち合い低い姿勢で当たると、張ってくる豊昇龍を突き放して土俵際まで追い詰め、すかさず左下手を取る速攻相撲。目まぐるしい攻めに今場所無敗で絶好調の豊昇龍も対応できず、最後は鮮やかな切り返しで安青錦が横綱を裏返した。衝撃的な番狂わせに館内大興奮、座布団が飛び交う事態に発展した。切り返しで勝った安青錦は9勝目。敗れた豊昇龍は今場所初黒星となる1敗目を喫した。
取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元小結・両国の境川親方は「立ち合いから豊昇龍はまわしを取らせたくない入れたくないということで突っ張りを選択して突きにいったんですよ」と指摘すると「(豊昇龍は)引きましたよね。そこを見逃さなかったですよね、安青錦は」と説明。「左を差してから安青錦の膝の使い方が巧かった」「あれで豊昇龍が投げに行こうとしても投げが効かないように自分の膝で豊昇龍の膝をうまくロックしたような形で、これはセンスですよ。咄嗟にできるものじゃないですよ」と分析し、「本当に見事なものですよ」と安青錦の強さに感心していた。
二場所連続で豊昇龍を撃破した安青錦。圧倒的なセンスと技術力を兼ね備えたその実力に、視聴者も「マジか」「素晴らしい!」「いやぁ最高の一番だった」「安青錦すげぇ」「何て恐ろしい子」「青の怪物が誕生だ」「未来の横綱ーーーー!」と驚嘆していた。
なお十二日目の取組では、横綱・大の里(二所ノ関)は関脇・霧島(音羽山)を押し出しで下して1敗を死守。前頭七枚目・隆の勝(常盤山)も大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)を押し出しで破り2敗を守った。前頭十七枚目・竜電(高田川)は前頭十一枚目・正代(時津風)を寄り切って3敗をキープ、正代は3敗に後退した。
幕内優勝争いは1敗で大の里と豊昇龍がトップに並び、2敗で隆の勝が、3敗で安青錦、正代、竜電の3力士が追いかける展開となった。(ABEMA/大相撲チャンネル)