元世界王者である名手・拓真と成長著しい那須川がついに激突する(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAn…

元世界王者である名手・拓真と成長著しい那須川がついに激突する(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext、Getty Images

 9月25日、東京都内でアマゾンプライムが11月24日に開催するボクシングのWBC世界バンタム級王座決定戦『PRIME VIDEO BOXING 14』に向けた記者会見を開き、対戦するWBC同級1位の那須川天心(帝拳)と元WBA同級王者で、現WBC同級2位の井上拓真(大橋)が、それぞれ陣営とともに登壇した。

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 今月18日にスーパーバンタムへの転級を発表した中谷潤人(M・T)が、WBC、IBFの世界ベルトを返上。空位となったWBCバンタム級王座を巡って、那須川と拓真がついに激突する。前者は23年4月のボクシングデビュー以降、7戦全勝。今回は待望の世界王座戦となる。一方の後者は昨年10月に堤聖也に敗れてWBAの王座から陥落。強く望んだ王座返り咲きに向けては、避けて通れない無敗の神童と拳を交わす。

 互いに負けられない一戦だ。どちらが新たにWBCのベルトを巻くのかは、国内外でも関心が高まっている。そうした中で登壇した両雄の意気込み十分だ。ついに王座戦を組まれた那須川が「自分の中で一個一個、目標をもってやってきた。毎試合、課題を持ちながら蕾をつけてやってきた。だから今回は花を開かせたい」と語れば、再戴冠の機会を与えられた拓真は「過去一でモチベーションは上がっている。自分は大橋会長から提案された時にすぐに『やりたいです』と言った」と力説。そんな二人の脇に居合わせ、「相手に不足はない」とした両陣営からも緊張感が伝わった。

 実力は拮抗している。ただ、世界王座戦の経験値では、総合力にも秀で、「ボクシングは自分の方が長くやっている」と語る拓真に一日の長があるか。それでも、過去7戦で驚異的な勢いで成長を遂げてきた那須川はブレない。「ボクシングだけじゃなく、格闘技を通してやってきた全てを井上拓真という男にぶつけたい」と強調する27歳は、こうも続けている。

「こういう試合のために自分は準備をしてきた自負がある。拓真選手に自分の幽霊を見せたい。まぁ皆さんには想像していただければ」

「ただの常識で僕を推し量ってほしくない。常識を変える奴は非常識な奴だと思っています」

 なお、『Amazon Prime Video』で独占ライブ配信される話題性十分の大一番は、東京の『TOYOTA ARENA TOKYO』で、運命のゴングが鳴る。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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