今年の関東地区には好ショートが多い。その一人でこの夏、評価を大きく高めたのが日大藤沢・半田 南十内野手だ。この夏は20打…
今年の関東地区には好ショートが多い。その一人でこの夏、評価を大きく高めたのが日大藤沢・半田 南十内野手だ。この夏は20打数8安打、5打点の活躍。8安打のうち二塁打5本と打撃内容も良い。今年の遊撃手の中でも最も安定した動き、高い技術を秘め、高校生NO.1ショートと評価できる。
そんな半田の攻守に迫っていきたい。
下級生の時からスタメン出場し、バットコントロールの良さが光っていたが、今年は長打仕様の打撃フォームに変わった。横から打撃を見ると、半田は縦振りの軌道でボールを捉える。そのため、打球に角度がついて、本塁打になりやすい。半田によると、このメカニズムは中学時代に教わったもので、ボールのラインに合わせた結果、こうした縦振りになったという。メカニズムの良さに加えて、スイングの強さが出たことで長打力がレベルアップした。
高校3年間で高校通算24本塁打を記録しているが、体は176センチ75キロとまだまだ細い。体作りをする中で、プロの世界でも本塁打を量産できる可能性を感じた。
対応力が非常に高く、棒立ち気味の構えでも、すぐに腕を伸縮させて最短距離でボールを捉えるバットコントロールは秀逸なものがある。ボールの見極めもよく、どのコースにも弾き返すことができている。好投手を擁するこの夏の神奈川大会の5回戦・桐光学園戦では3安打を記録し、評価を高めた。
そして守備では、ポジショニングや一歩目をかなり意識しているように、守備範囲が非常に広く、捕球技術も高い。丁寧にボールを扱っており、無駄なミスが少ない。スローイングも安定しており、なかなかの強肩だ。プロで二遊間をやるには基礎的な守備技術、肩の強さに加え、繊細さも求められるが、二遊間を担える素質の高さがある。
毎年、好遊撃手はドラフト市場で評価が高くなりやすいが、半田は人気になる選手ではないか。
直近で指名された左打ちの高校生遊撃手では、昨年ヤクルト4位の田中 陽翔(健大高崎)がいる。
田中は入団1年目から二軍でチーム最多の64試合に出場しており、期待の有望株として評価されている。
半田の実力は田中に負けないものがあり、若手の二遊間が足りない球団は魅力的な選手ではないか。
指名順位は3位〜5位前後と予想していきたい。