プロ野球・日本ハムファイターズの本拠地・エスコンフィールド北海道(北広島市)で23日、レギュラーシーズンのホーム最終戦…
プロ野球・日本ハムファイターズの本拠地・エスコンフィールド北海道(北広島市)で23日、レギュラーシーズンのホーム最終戦が開かれた。逆転のリーグ優勝を信じ、多くのファンが応援に熱を込めたが、楽天に0―7と完敗した。それでも「奇跡」の実現を諦めない声が相次いだ。
今季最多の3万6162人が来場した。江別市から家族4人で来た三浦大誠くん(9)は試合前、グラウンドに登場した選手たちに、観客席から「水谷せんしゅ 大すきです」と書いた紙を掲げた。「水谷選手が見てくれた。うれしい」。父親の亮人さんは「クライマックスシリーズを勝って、できるだけ長く北海道で応援できれば」。
砂川市から来た松田智典さん(60)はユニホームに、「しゃけまる」などの球団キャラクターの小さなぬいぐるみをたくさんぶら下げた装い。1981年、江夏豊氏が日本ハムに移籍してきた頃からのファン。「昔は円山球場で巨人戦をやるぐらいだった…」。北海道で毎日のようにプロ野球の試合が行われているのに感慨深げの様子。
地元の北広島市から来た元会社員の男性(79)は今年25試合目の観戦。今年は人気の高まりで最終戦の予約がとれず、立ち見で観戦した。「ダルビッシュ、大谷がいた頃は楽しかった。もちろん、ここ2、3年も強くなってきて楽しい」。ファイターズが生活の潤いになっているという。
打線が沈黙し、勝利を収められなかったが、首位ソフトバンクも負けたため、ゲーム差2・5は変わらず。終了後のセレモニーに登場した新庄剛志監督はマイクを手に場内を一周した。日本ハムが3連勝して、ソフトバンクが3連敗すれば、逆転優勝の可能性が残っているとして、「1ミリも諦めていない」と呼びかけると、ファンから大歓声が沸いた。
試合中、応援団の後ろで熱心に声を出していた札幌市の飲食業の女性(40)は「日本一はもちろん、リーグ優勝も諦めていないので、一生懸命応援します」。(中沢滋人)