自身のインスタグラムで「今度こそはメダルを」と誓った三浦龍司(C)Getty Images 9月21日に閉幕した「東京2…

自身のインスタグラムで「今度こそはメダルを」と誓った三浦龍司(C)Getty Images

 9月21日に閉幕した「東京2025世界陸上」の男子3000メートル障害で8位入賞を果たした三浦龍司が、同23日までに自身のインスタグラムを更新。「今度こそはメダルを」と雪辱を誓った。

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 三浦は大会3日目の9月15日の同種目決勝に登場。最終盤まで激しいメダル争いを展開した。しかし、最後の障害を飛越した直後に、アモス・セレム(ケニア)に左手で後ろから押されてバランスを崩すと、さらには腕を引っ張られるような場面も見られ、失速。8位に終わり、一方のセレムが銅メダルを獲得した。

 ファンからは疑問と怒りの声が噴出したが、本人は不満を口にしなかった。21日にTBS系「サンデー・ジャポン」に生出演した際に、「接触していなかったらメダル取れていましたか?」という直球質問を受けても「長距離種目は接触のリスクがどうしても付いてくる」「これがレースの醍醐味というか、魅力の一つ」などの漢気回答に終始し、スタジオを沸かせた。

 SNSでも恨み節は一切なかった。三浦は「割れんばかりの歓声、背中を力強く押してくださった熱い応援、本当にありがとうございました」と冒頭に感謝を記した。

「東京オリンピックを経験し、4年を経ての東京世界陸上となりました。この4年間ダイヤモンドリーグなどの国際大会で経験値を増やし、世界を相手に対等に勝負できるタイムと自信を持ち、メダル獲得を目標に臨みました」とした上で、「結果としては8位入賞でしたが、メダルにも手が届くと強く感じることができた走りだったと思います」と手応えを深めた様子だ。

 競技者冥利だった。「今まで聞いた事のない程の凄まじい歓声、ボルテージの高まり、会場の一体感を感じて走れたこと、母国日本で競技者としてこの経験が出来たことが凄く幸せでした」と喜びをかみしめた。

 周囲の支えにも思いを寄せた。「僕が予選と決勝のスタートラインに立てたのはサポートして下さった方々のお陰です。皆でやれる事をギリギリまで行い、サポートの方々全員が満身創痍で戦った世界陸上でした」と強調し、「今度こそはメダルを取り、心から喜べるようにまた頑張ります!」とリベンジを宣言した。

「今後とも応援サポートよろしくお願いします!」と結んだ三浦。23歳の挑戦は、さらに熱を帯び、加速していく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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