藤川監督がいかにポストシーズンに向けて、戦力を整えていくか(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnex…

藤川監督がいかにポストシーズンに向けて、戦力を整えていくか(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
阪神は9月22日のヤクルト戦(神宮)に2ー3の逆転負けで3連敗。
主砲、佐藤輝明に39号先制ソロが飛び出すなど幸先のいいスタートとなったが、先発の才木浩人は6回に北村恵吾の痛烈なピッチャー返しが右足首を直撃するアクシデントもあり、6回途中で降板。
【ピンチ】史上最速優勝をした阪神タイガースがCSで大ピンチな件について・・・
2-2で迎えた8回二死の場面、4番手のラファエル・ドリスがホセ・オスナに痛恨の14号ソロを被弾。今季最後の神宮での試合を勝利で飾れなかった。
9月7日にすでに優勝を決めた阪神では、10月15日から始まるCSファイナルSに向けて、いかに調整を進めていくかも注目されている。
レギュラーシーズン終了からCS初戦まで日程が空くことに関しては、昨年の優勝チームである巨人・阿部慎之助監督も監督会議で意見を述べるなど、これまでも話題になってきた。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は9月21日までに自身のYouTubeチャンネルに「【ピンチ】史上最速優勝をした阪神タイガースがCSで大ピンチな件について…」と題した動画を更新。阪神のCSまでの取り組みについて独自の考察を加えている。
毎年のように話題になる、優勝チームのCSまでの取り組みに関して高木氏は「間隔空きすぎると鈍るということもまず考えるよね」とコメント。
「阪神は大人のチームだし 1人1人のものは持っているから それをしっかりやって」と基本的には問題ないとしながら「こればかりはやってみなきゃわからない」とした。
特に野手においては「感覚は全然失うよ」とレギュラーシーズンで培われたゲーム勘などは一旦リセットされるとした。
その上でCSに向けては「イメージはあると思うけど、体がどういう風な反応をするかというのは不安でしょうがない」と打者心理を解説。
投手はそこまでのダメージはないとしながら、阪神レギュラー陣が来月15日から始まるCSファイナルSに向けて、いかに気持ちを高めていくかも大事とした。
通例であれば、レギュラーシーズン終了後に宮崎で行われるフェニックス・リーグにナインを派遣、調整を進めていくという形となるが、高木氏はそれに加えて、本拠地甲子園において有観客での紅白戦開催を推す。
利点としては打者においては阪神1軍の高いレベルの投手と対戦することで実戦感覚を養うとともに「ファンの力を借りて、お客さんも入れて」紅白戦を行うことで、本番さながらの緊張感、盛り上がりで気持ちを高めていくことに繋がると見る。
チームでは23年の日本一メンバーも多く残ることで、経験値もあることからそこまで心配は必要ないという見方もある。
高木氏も「阪神は大人のチームだから 勢いに乗っていってほしいな」と最後は背中を押した。
レギュラーシーズンは歴史的な強さで猛虎ファンを喜ばせた藤川阪神は、来月から始まるCSファイナルSでどんな戦いぶりを見せるのか。今後の調整含め、話題を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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