第78回秋季東北地区高校野球青森県大会は22日、県営野球場で決勝があり、八戸学院光星が延長十一回タイブレークの末、八戸…

 第78回秋季東北地区高校野球青森県大会は22日、県営野球場で決勝があり、八戸学院光星が延長十一回タイブレークの末、八戸工大一に9―8でサヨナラ勝ちし、5年ぶり18度目の優勝を果たした。3位決定戦では、青森山田が6―5で弘前東にサヨナラ勝ちした。上位3校は10月に岩手県で行われる東北地区大会に出場する。(小田邦彦)

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 (22日、第78回秋季東北地区高校野球青森県大会決勝 八戸学院光星9―8八戸工大一=延長十一回タイブレーク)

 「回ってこい」と思っていた。同点の十一回無死満塁、野元開道選手(2年)は強気で打席に向かった。2球目、狙い通りの直球をたたき、左前へ運んだ。3時間22分の激闘に終止符を打つ一打にチームメートからもみくちゃにされた。「仲間からなんて言われたのか分からない」。それぐらい興奮した。

 今大会、調子が上がらなかった。準決勝後、仲井宗基監督に言われた。「楽しんでいるか。自信がないなら、(バットを)振り込もうよ」。決勝前、ぎりぎりまで素振りをした。だから、自信を持って打席に立てた。

 途中出場した背番号18。レギュラーを狙える存在だったが、4月、練習中に右手のひらを骨折した。「心が折れました」。グラウンドの仲間がまぶしく見えた。復活の日を信じて、守備の練習だけは続けた。8月、ようやく打撃もできるようになった。

 背番号2桁は悔しく思う。「東北大会は1桁になってやろうと思います」。そして、チームの目標はこう語った。「(優勝して)明治神宮大会に行く」。東北の頂点を目指す。