荒天のため、残念ながら大会の中止が決まった今年の「ウォルマート NW アーカンソー選手権」。日曜の朝以降は晴れ間もあっ…
荒天のため、残念ながら大会の中止が決まった今年の「ウォルマート NW アーカンソー選手権」。日曜の朝以降は晴れ間もあったものの、午後4時頃に再び天候が崩れ、夜にもまた激しい雷雨となった。競技不成立の決断は妥当だったというほかない。
好スタートを切った勝みなみや畑岡奈紗も残念な思いは消えないだろうが、冠スポンサーであるウォルマートや、ベントンビル市、ロジャース市といった大会を支える地元自治体の落胆も相当なものだろう。選手たちには次の試合で活躍するチャンスがあるけれど、スポンサーの露出機会は年に一度しかない。ということで、せっかくできた日曜午後の時間を使って、ウォルマートの博物館に行ってきた。
ウォルマートは1962年にサム・ウォルトン氏が創業した。世界最大の小売り大手であり、売上高はあのAmazonよりも大きい。現在、その1号店は「ウォルマート博物館」としてアーカンソー州ベントンビルの中心地で一般に無料公開している。ウォルマートの歴史を追いながら、世界一の会社になるまでの経緯や、ウォルトン氏の経営理念などを知ることができる。すでに撤退しているが、過去には日本に進出したこともあったのだ。ちなみに、会社の名前は当然、創業者の名前に由来する。会員制の量販店チェーン「サムズクラブ(Sam’s Club)」は、ファーストネームから来ているのは想像に難くない。
会社の成長により、ベントンビル市は大きく発展した。1980年初頭には1万人にも満たなかった人口は、現在は約7万人にまで成長。近隣のロジャース市(約7万人)、アーカンソー大学があるフェイアットビル市(約10万人=※World Population Reviewより)など、隣接自治体を含めた人口は50万人を数える。日本人はおろか、もしかしたらアメリカ人からも知名度の低いアーカンソー州ベントンビル近郊エリアだが、米国内でも成長の著しい地域になっている。ウォルマートが地域に与えた影響は大きい。
宮里藍や畑岡が優勝した試合で、日本にも馴染みのある大会が、来年は好天に恵まれることを祈りたい。(JJ田辺カメラマン)