本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。 今週の重…
本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。
今週の重賞競走は土曜日にシリウスS(GIII)とスプリンターズステークス(GI)が行われます。その中から中山競馬場で行われるスプリンターズSを取り上げます。まずは過去の傾向から。
過去10年のスプリンターズSでの前走人気別成績を見ていきます。過去10年のスプリンターズSでは前走3番人気以内の馬が9勝2着9回3着5回で単勝回収率88%、複勝回収率93%と良績を残しています。さらにその中でも前走で2着以内に好走している馬に限ると、6勝2着6回3着3回で複勝回収率は102%と数値が上昇します。
前走で上位人気に支持されている馬は他馬からのマークが厳しくなる立場と言えます。その状況でもきっちりと結果を残せているのは能力が高い証拠と言えますし、そのような馬はGIメンバー相手でも十分に足りるレベルにあるとも言えるのではないでしょうか。
一方、前走4番人気以下は1勝2着1回3着5回と苦戦傾向にあります。馬券に絡んだ7頭を見ると、その内の6頭がスプリンターズSで3枠以内に入っていた馬となっています。これはスプリンターズSが行われる馬場が要因のひとつとして考えられます。
過去10年のスプリンターズSはすべてCコース替わり2週目に開催。内ラチの馬場の傷みがカバーされることで、外枠よりも距離ロスを抑えられる内枠の馬にチャンスが出てくるのでしょう。また、内枠が有利に働くことは年齢別の成績を見ても明らかです。
過去10年のスプリンターズSでは3歳から5歳の馬が7勝2着9回3着7回と好成績を残しています。一方、6歳以上の馬は3勝2着1回3着3回となっています。5歳以下の馬と比べると苦戦気味の6歳以上の馬ですが、馬券に絡んだ7頭はスプリンターズSで4枠以内に入っていた馬となっていました。ここでも内枠に入ったアドバンテージが顕著に現れていますので、やはり今年のスプリンターズSでも内枠を引き当てた馬には一定の評価が必要と言えるかもしれません。
それでは早速ですが、今週のスプリンターズSでAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。
◆芝1200mで安定感抜群の本命候補
カピリナ
デビューからダート中心に使われていた本馬ですが、24年7月から芝の短距離へ参戦。そこから芝1200mでは6戦4勝と怒涛の快進撃を見せています。敗戦を喫したのは6走前の知床特別(2勝クラス)と3走前のシルクロードS(GIII)。前者は先行勢が総崩れとなる流れを2番手追走から3着に粘っていたのは評価できますし、後者は道悪で本来の力を出し切れてなかった可能性があります。
前走の函館スプリントS(GIII)ではレコードタイムで重賞初制覇を達成していますし、馬力が必要な道悪よりも時計の出やすい速い馬場の方が適性はあるのでしょう。その函館スプリントSですが、2着馬と4着馬が次走のCBC賞(GIII)で連対。メンバーレベルが高い中で勝利したのは評価に値します。今回はGIでさらに相手は強くなりますが、底を見せていない距離と今の勢いならば上位に食い込んでも不思議はなさそうです。
サトノレーヴ
昨年のスプリンターズSでは1番人気ながら7着に敗れた本馬。レースではスタートで少し後手を踏んでいましたし、道中は逃げ馬が超ハイペースで飛ばす展開。それまでに経験のないレースになってしまったことも敗因のひとつでしょう。しかし、そこでの経験を糧にその後は大活躍。昨年12月の香港スプリント(G1)で世界の強豪相手に3着と結果を残すと、今年の高松宮記念(GI)で優勝しビッグタイトルを制覇。ここ2走も香港、イギリスと海外GIを転戦し連対していますし能力の高さに疑う余地はありません。
今回はイギリス遠征からの帰国初戦となりますが、8月から順調に乗り込まれていますし、状態面に関して心配な部分はなさそうです。今年のメンバーを見ると昨年のようなハイペースにならなそうなのはプラスでしょうし、5戦2勝2着2回3着1回と好成績を残しているモレイラ騎手が鞍上に予定されているのも頼もしい限り。力通りに走れれば昨年のリベンジは十分に可能ではないでしょうか。
ナムラクレア
前走の函館スプリントSでは8着に敗れていますが、スタートで出遅れて後方からの競馬。さらに道中では故障して下がってきた馬に気を遣う場面がありましたし、直線では内を狙うも前にスペースがなくほとんど追えないまま入線。力を出し切っていないのは明らかですし、前走の大敗については参考外と言えるでしょう。
これまでにGI勝利はありませんが、芝1200mのGIでは2着3回と実績は十分。今年で6歳になる牝馬ですが、3月の高松宮記念でも2着に好走していますし年齢的な衰えは感じられません。差し脚を生かすタイプで展開に左右される面は否めませんが、能力は確かですし自身の強みを生かせる流れになれば待望のGI制覇を期待できるはずです。