<令和7年度秋季近畿地区高等学校野球大会奈良県予選:橿原学院12-6香芝>◇21日◇3回戦◇さとやくスタジアム 橿原学院…

<令和7年度秋季近畿地区高等学校野球大会奈良県予選:橿原学院12-6香芝>◇21日◇3回戦◇さとやくスタジアム

 橿原学院が11安打12得点の猛攻で香芝に勝利。5投手の継投で相手の反撃を振り切った。

 旧チームからレギュラーとして活躍している選手が多い橿原学院。4番右翼の川井 陵馳外野手(2年)は1回裏に二死二塁から先制の左前適時打を放つと、8対3と5点リードで迎えた5回裏には左越えソロ本塁打を放ち、主砲の務めを果たした。

 さらに6番一塁の堀川 空椰内野手(2年)は5打数4安打3打点と活躍。中軸に座る選手がしっかりと結果を出し、序盤から試合を優位に進めた。

 一方、投手陣は登板した5人のうち、3人が若い布陣。細かくつないで、主将の大庭 幸輝投手(3年)に最後を託すのが必勝パターンだ。

 経験の浅い投手が多く、5回と7回にはそれぞれ3失点を喫したが、「『こういう展開になるよ』とは言っていました」(谷車 竜矢監督)とある程度の失点は想定内。8回から登板した大庭が2回無失点で締め、乱打戦をものにした。

 今年の近畿大会は地元の奈良開催。奈良県からは上位3チームが出場することができる。

 春も3位までが近畿大会に出場することができたが、橿原学院は惜しくも4位だった。それだけにこの秋に懸ける想いは強い。「何が何でもという気持ちは僕よりも選手の方が持っている」(谷車監督)と近畿大会の切符を全力で掴みに行く。