男子4×100メートルリレー決勝で6位に終わった日本(C)Getty Images「東京2025世界陸上」(東京・国立競…

男子4×100メートルリレー決勝で6位に終わった日本(C)Getty Images

「東京2025世界陸上」(東京・国立競技場)は9月21日に最終日を迎えた。注目を集めた男子4×100メートルリレー決勝は、日本が38秒35で6位。2019年のドーハ以来、3大会ぶりのメダルには届かなかった。

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 リレー侍は、38秒07で2組3着に入った同20日の予選と同じく、1走から順に小池祐貴→柳田大輝→桐生祥秀→鵜沢飛羽を並べた。雨が降りしきる中、出走前には4人がそろって、人気アニメ「ワンピース」のルフィのポーズを決め、満員の国立を盛り上げた。

 号砲とともに4レーンから小池が猛然とスタート。ところが、2走・柳田へのバトンパスが若干詰まり気味に。最後のホームストレートを迎えた時には、上位チームと距離を空けられていた。

 37秒29で金メダルを獲得した米国とは1秒以上の大差が付き、37秒81で銅メダルのオランダとも0秒54差。表彰台争いには絡めずに終わり、中継局のTBSで解説を務めた高平慎士氏は「完敗」と表現した。

 4年前に無観客で開催された東京五輪は、同じ国立の決勝レースでバトンがつながらなかった。以降は五輪、世陸を通じて、メダルから遠ざかっている。

 大会アンバサダーを務めた女優の今田美桜が「この9日間で一番の盛り上がり」と形容した熱狂の中で挑んだ“お家芸”復活。しかし、力及ばずに、厳しい現実を突きつけられた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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