ATP公式サイトは、ダビド・ゴファン(ベルギー)は、「ATPファイナルズ」の48年の歴史でベルギー人選手として初めて、この栄えあるシーズン最終戦への出場権を獲得した。と報じた。ゴファンが仲間入りするのは、世界ランク1位のラファエル・ナダル(…

ATP公式サイトは、ダビド・ゴファン(ベルギー)は、「ATPファイナルズ」の48年の歴史でベルギー人選手として初めて、この栄えあるシーズン最終戦への出場権を獲得した。と報じた。

ゴファンが仲間入りするのは、世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン)、過去6回優勝のロジャー・フェデラー(スイス)、初出場となるアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、そして出場経験を持つマリン・チリッチ(クロアチア)、ドミニク・ティーム(オーストリア)の面々で、11月12日から19日までロンドンに集まるエリート選手たちだ。

「ロレックス・パリ・マスターズ」の2日の試合結果を受けて、ゴファンは「ATPファイナルズ」出場権を7位で確保した。昨年は、故障のガエル・モンフィス(フランス)の補欠としてラウンドロビンを1試合戦っている(勝者ノバク・ジョコビッチ(セルビア))。「本当は試合に勝って出場権を手に入れたかった、それにルカ(・プイユ)は友だちだしね。でも、やはり出場できるのは嬉しい。選手なら誰だって『ATPファイナルズ』への出場を願ってるし、ぼくにとって初出場だから、ロンドンに行くのが待ちきれないよ!」とゴフィンは語った。

26歳のゴファンは今季、堅調に成績を積み上げていて、自身初となるシーズン50勝越えを果たし、そして2月20日にはベルギー人選手として初めて、世界ランキング10位に食い込んだ。決勝戦で6敗と負けこんでいたゴファンだが、今年の「深センオープン」、「楽天ジャパンオープン」の連続優勝で連敗を止めた。

今年の戦績を紹介すると、「ガランティ・コザ ソフィア・オープン」と「ABN AMRO ワールド・テニス」で連続準優勝。4月には「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」で、当時世界ランク2位だったジョコビッチを破り、キャリア最高の大勝利を決めた(大会準決勝でナダルに敗退)。そして、「全米オープン」以降勝利を積み重ね、成績を21勝5敗としている。

2017年のツアーシーズン終了まで1週間を切る中、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は「ATPファイナルズ」の出場権最終枠の位置にいる。しかし、「ロレックス・パリ・マスターズ」の今後の結果によっては、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、ジョン・イズナー(アメリカ)、ジャック・ソック(アメリカ)のいずれかの選手に、出場権を奪われる可能性がある。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPファイナルズ」出場権を獲得したゴファン(「スイス・インドア」出場時のもの)

(Photo by David Emm/Action Plus via Getty Images)