菅野の1年目は及第点以上の出来。来季もメジャーの舞台で活躍してくれるだろう(C)Getty Images 現地時間9月2…

菅野の1年目は及第点以上の出来。来季もメジャーの舞台で活躍してくれるだろう(C)Getty Images
現地時間9月20日、オリオールズの菅野智之は本拠地でのヤンキース戦で先発し4失点するなど苦しい投球となり、3回で降板。チームが1-6で敗れ、菅野は今季9敗目を喫している。
シーズン29度目の先発マウンドとなったこの日、菅野はジャンカルロ・スタントン、アーロン・ジャッジというヤンキースの両主砲に本塁打を浴び、試合序盤でマウンドを降りる結果に。直近5登板で4度、敗戦投手として記録され、勝ち星も8月14日のマリナーズ戦での10勝目が最後となっている。
メジャールーキーシーズンの最終盤は満足な結果が残せていない菅野だが、開幕から現在までのパフォーマンスは、低迷が続いたオリオールズの中でも十分に評価される内容であることは間違いない。メジャーの環境に適応し、ローテーションの一角として2ケタの白星をマークするなど、先発投手として確かな価値を示した。
そして、日本人右腕の米球界1年目のシーズンが間もなく終わりを迎えようとしている中で、来季に向けた動向も話題となっている。米国スポーツサイト『YARDBARKER』が菅野の来季の去就について論じる特集記事を配信。トピック内では、メジャー1年目でチーム二番目となるイニング数を投げた菅野に対し、「この耐久性だけでも、投手陣の故障に悩むボルチモアにとって大きなプラスとなった」と今季の活躍を称えている。
また、菅野が来季もメジャーでのプレーを望んでいると伝える同メディアは、「スガノは来月36歳になるため、来シーズンも1年契約となる可能性が高い」と予想する。その上で、「推測の域ではあるが、昨年オフにはジャイアンツやエンゼルスもスガノに関心を示しており、再び市場に出た際には接触してくる可能性がある」と見通すとともに、さらに、「オリオールズのローテーション編成次第では、ボルチモアとの再契約の可能性もあり得る」とも綴っている。
今回の記事では菅野自身による、「自分がうまくいかなかった部分の原因は分かっているし、次のシーズンへ向けて修正点も明確になっている」と語ったコメントも紹介されている。メジャーの舞台でもベテランとしてのスキルを存分に発揮し存在感を放った菅野。すでに来季への意欲を示しながら、さらなる飛躍へのイメージも描いている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】今夜は160キロ剛速球を粉砕 大谷翔平の“衝撃53号”に米記者が感嘆 話題独占の懸念に異論も「不公平だ。ありがたく思うべき」
【関連記事】電撃引退の伝説左腕はポストシーズンで不要? 米メディアがぶち上げたド軍の最強ローテ「カーショーがいない方がより支配的」
【関連記事】全盛期のレジェンドをも「凌駕」 大谷翔平の“衝撃的な2年間”に米データ分析会社が注目「史上最も特異な記録の一つだ」