<大相撲九月場所>◇中日◇21日◇東京・両国国技館【映像】“絶対不利”から大逆転 大の里が衝撃白星 横綱・大の里(二所ノ…

<大相撲九月場所>◇中日◇21日◇東京・両国国技館

【映像】“絶対不利”から大逆転 大の里が衝撃白星

 横綱・大の里(二所ノ関)が前頭四枚目・平戸海(境川)を立ち合いの“絶対不利”な体勢から圧倒的に押し出して7勝目を挙げた。その規格外の強さに元横綱・若乃花の花田虎上氏は「つえーよな、(平戸海は)十分なはずなのに」と驚愕。同じく解説を務めた元大関・栃東の玉ノ井親方もその強さに脱帽した。二人の解説に“覚醒した”大の里の強さの秘密が隠されていた。

 取組前、土俵下に控えていた大の里に注目した玉ノ井親方は「体がスゴイ張ってますよね。今まで見た体の感じじゃないので…重みというのがものすごく相手に伝わっていると思いますよ」と述べ、今場所の大の里は“ひと味違う”と指摘していた。

 立ち合い、頭をつけて低く当たり、鋭く左前まわしを引いたのは平戸海。大の里の上体は少し立ち気味になっており、“平戸海有利”と誰もが思った次の瞬間、衝撃の展開が訪れた。

 まわしに手をかけることなく両腕で平戸海を抱え込むようにした大の里は、腰をぐっと寄せて一気に平戸海を土俵の外に押し出してしまった。

 この展開に花田氏は「つえーよな…」と驚いた様子で切り出すと、体を使ってこの取組の解説を始めた。

 まず、左の前まわしを引いた平戸海の立ち合いに言及。「普通、ここまでやられたら十分」と述べると、同じく解説を務めた玉ノ井親方は「十分」と大きく頷く。さらに花田氏は「(前まわしを引かれると)大体、怖がって引いちゃったりするんですよ。でも、関係なくあの大きな体で来られるから、平戸海は何にもできない! この大きな体だから怖がらずに前に出れるんですね」とあまりの強さに驚いた様子で解説した。

 すると玉ノ井親方も「腰の位置がですね、相手にまわしを取られているのに低い位置で相手を見ているので、左側を使えるようになってからグーっと前に出てきましたよね」と応じた。

 元NHKで相撲実況を担当していた藤井康生アナが「先場所よく見られた悪い癖、引く場面がね。前まわしを取られたときに引くかなと思ったんですが…」と話すと、花田氏は「あれは気持ちですよ、彼のね」と即答。玉ノ井親方も「そうですね」と頷いた。

 圧倒的不利な体勢から逆転白星を飾った大の里の衝撃の一番に「バケモンだ」「パワー強すぎ」「これが横綱」「圧倒的すぎてワロタ」とファン騒然。一方では「若様と玉ノ井親方のW解説最高」といった反応も聞かれていた。なお敗れた平戸海は4敗目を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)