5失点KOの田中将大はうつむきながらマウンドを後にした(C)産経新聞社 大台が遠い。 巨人・田中将大が9月21日の中日…

5失点KOの田中将大はうつむきながらマウンドを後にした(C)産経新聞社
大台が遠い。
巨人・田中将大が9月21日の中日戦(バンテリン)に先発。6回途中5失点で、またも日米通算200勝はお預けとなった。チームも2-5で敗れ、田中は4敗目(2勝)を喫した。
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打線が初回に1番・丸佳浩からの3連打で満塁とすると、4番・岡本和真の右中間二塁打で幸先よく2点を先制。偉業への期待が膨らんだ。
しかし、田中はその裏に2死から上林誠知に右越えソロを被弾。さらに2回には、一死一塁からルーキーの石伊雄太に左越え2ランを浴びて逆転された。
3~5回はいずれも三者凡退。しかし、攻撃陣も2回以降は0行進。6回二死二塁の同点機では、田中もバットの準備を進めていたが、8番・浦田俊輔が空振り三振に倒れた。
難しい対応を強いられた影響か、その裏に一死から上林の右前安打で出塁されると、続く4番・細川成也に中堅フェンス直撃の適時三塁打を許し、4失点目。ここで阿部慎之助監督が交代を決断。田中は指揮官に左肩を叩かれて、マウンドを降りた。2番手・宮原駿介がジェイソン・ボスラーに中犠飛を打ち上げられ、田中は5失点となった。
王手をかけてから3度目の足踏みだ。8月21日のヤクルト戦(神宮)で199勝目を飾ったが、同28日の広島戦は2回5失点KO。9月15日のDeNA戦(横浜)では今季最長の6回を投げながら、2失点で敗戦投手となった。
中5日で挑んだ今季9度目の1軍マウンド。しかし、またも金字塔には手が届かなかった。ベンチでうなだれる田中を見て、ファンも胸が痛い。SNS上では「マー君中5日で頑張ってる方だよな」「別に悪かったわけじゃないと思うんやけど…」「試合は作ったのに」といった無念の声が相次いだ。
次回先発は1週間後の9月28日のヤクルト戦(神宮)が有力視されるが、今季レギュラーシーズンの登板は、残り「1」となる可能性が極めて高い。皆が待ちわびる大偉業。注目の中、果たして決められるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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