男子3000メートル障害で8位入賞を果たした三浦龍司(C)Getty Images「東京2025世界陸上」の男子3000…

男子3000メートル障害で8位入賞を果たした三浦龍司(C)Getty Images
「東京2025世界陸上」の男子3000メートル障害で8位入賞を果たした三浦龍司が、大会最終日の9月21日にTBS系『サンデー・ジャポン』に生出演。改めてレースを振り返った。
三浦は3日目の9月15日の同種目決勝に登場。最終盤まで激しいメダル争いを展開していた。しかし、最後の障害を飛越した直後に、アモス・セレム(ケニア)に左手で後ろから押されてバランスを崩すと、さらには腕を引っ張られるような場面も見られ、三浦は失速。8位に終わり、一方のセレムが銅メダルを獲得した。
これを見たファンからは疑問と怒りの声が噴出。日本陸連も妨害にあたるとして抗議に出たが、「順位変更なし」で決着した。
『サンデー・ジャポン』では舞台裏で、スタッフらと抱き合った際に、悔し涙を流す映像も紹介された。そして、スタジオでは元衆院議員の杉村太蔵氏から「接触していなかったらメダル取れていましたか?」という直球質問を受けた。
三浦はよどみなく答えた。「長距離種目はオープンレーンというか、レーンは決められていないので、接触のリスクはどうしても付いてくる。これがレースの醍醐味というか、魅力の一つでもあるのかなと僕は思います」。恨み節一切なしの漢気回答に、共演者を「そう言えるのがすごい」とうならせた。
SNS上でも三浦の人間性を称える反応が相次いだ。「素晴らしすぎる!」「本当に人格者」「いつか報われてほしい」「三浦龍司くんすごすぎる」「誰よりも悔しかったはずなのに接触はレースの醍醐味だとポジティブに変換して競技の魅力を伝えている」といったコメントが寄せられた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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