成田が習志野を14対12で下し、3回戦進出を決めた。成田が公式戦で習志野に勝利するのは、2010年夏の千葉大会準決勝以来…

成田が習志野を14対12で下し、3回戦進出を決めた。成田が公式戦で習志野に勝利するのは、2010年夏の千葉大会準決勝以来、15年ぶりとなった。

 序盤から安打でチャンスを作っていた成田は4回表、第1打席で安打を放っていた中西優仁外野手(2年)がライトへ二塁打を放ち、1点先制。これで勢いづいた成田は5回表、一死満塁から5番高橋壮大内野手の2点適時打、6番一鍬田将内野手の2点二塁打で5対0へ。更に相手の敵失もあり、6対0へ。5回まで9安打6得点と習志野相手に圧倒する。

 成田のエース左腕・平塚浩大(2年)は、120キロ中盤の速球、キレのあるスライダーで6回まで無安打に抑える。

 習志野は7回裏、3番中村郁斗(1年)の二塁打が初安打となり、4番小田川颯汰外野手(2年)の投手強襲安打でチャンスを広げる。足に当たった平塚は無念の降板。習志野は内野ゴロと適時打で2点を返す。

 それでも成田は、右下手投げの鎌形 大燿投手(2年)が習志野打線を凌ぐ。しかし9回裏、習志野は2番関龍之介外野手(1年)の適時打、二死満塁から三者連続押し出し四球で4点差を追いつき、6対6で延長戦へ。

 延長10回表、成田は8点を勝ち越し、14対6としたが、習志野は6点を返す。それでも5番手・阪本幸輝投手(2年)が必死の力投で抑え、習志野を下し、勝利を決めた。

 この夏、成田は習志野に3対5で敗れている。選手たちにとってはリベンジマッチの意味合いがあったようだ。梁川啓介監督は「習志野高校さんはずっと高い壁だと思っていました。選手たちが習志野さんを意識して、野手同士の声掛けを意識してやっていました」と習志野対策をして臨んだことが勝利につながった。さらに無失策の守備も光り、「今年は守れるチーム」と梁川監督が評価するように内野陣の動きが非常に良い。エース平塚も「安心して投げられるので、打たせて取る投球に集中できる」と信頼をおいている。

 それでもエース平塚が打球に足が当たって降板し、「切るカードはなくなりました」と平塚と他の投手陣では実力差があり、祈る思いで指揮官、選手たちは戦況を見守った。

 一つの壁を乗り越えた成田。習志野と対戦し、梁川監督は「選手だけではなく、私も公式戦でアウトを取る難しさを実感しました」と激戦を振り返った。

 2010年夏の成田vs習志野の対決からこの夏まで7試合と戦っているが、6試合が2点差か1点差ゲームとなっている。この試合も最後まで分からない大接戦だった。

<直近の習志野との直接対決>

2025年秋 成田 14vs12 習志野

2025年夏 習志野 5−3 成田

2019年秋 習志野 8−2 成田

2019年夏 習志野 3−2 成田

2016年夏 習志野 3−1 成田

2013年夏 習志野 6−5 成田

2011年秋 習志野 5−4 成田

2010年夏 成田 4−3 習志野