WRC・世界ラリー選手権の第11戦が南米チリで開催。トヨタがWRC最多勝利マニュファクチャラーになるなど話題豊富な大会…

 WRC・世界ラリー選手権の第11戦が南米チリで開催。トヨタがWRC最多勝利マニュファクチャラーになるなど話題豊富な大会だったが、19日にWRC公式Xが、3人のドライバーのジャンプシーンを見比べられる動画をポストし、注目を集めている。

【映像】話題の“ど迫力”大ジャンプ3連発

 同シーンの舞台となったのは、競技最終日の最終パワーステージ『ビオビオ』のフィニッシュラインに設置されたジャンプスポットだ。このステージはいくつかのジャンプスポットがあるが、最後のジャンプスポットは最も規模が大きく、またジャンプのタイミングに合わせてコース脇から炎が上がる仕掛けもある。

 まずは、パワーステージで9位、ラリー・チリ全体では8位となり、今回もフォード勢でトップの成績を収めたグレゴワール・ミュンスター。トヨタやヒョンデに比べて戦闘力が劣るマシンを、精一杯引っ張る気持ちが感じ取れる迫力のあるジャンプを見せた。勢いがあって、マシンの前部が浮き上がるような姿勢で、非常に高く飛んでいる。

 次は、昨季の年間王者にして、毎大会後半、特にパワーステージで真価を発揮するのが特徴のティエリー・ヌービルだ。このパワーステージでも、切れ味鋭い走りで2位のタイムをマークしているが、大ジャンプも無駄な動きを削いだような動きをしている。高さを出すよりも飛距離を狙ったような飛び方となっている。

 そして3人目は、今回のラリー・チリの優勝者にして、WRC出場200戦、現役最多となる66勝目を決めた、最強王者のセバスチャン・オジエ。ここ一番のジャンプスポットでは、若干前傾姿勢で距離を稼ぎながらも、乱れた姿勢をすぐに収束させるベテランらしい美しいジャンプを披露した。

 3人の超一流ラリーストによる三者三様の大ジャンプを見比べられるのは眼福だ。WRC公式Xでは、「誰が一番すごい?」とコメントが添えられているが、公道最速ドライバーたちが魅せたインパクトのあるジャンプシーンは必見である。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)