<大相撲九月場所>◇七日目◇20日◇東京・両国国技館【映像】伯桜鵬の腕に異変 実際の取組 幕内人気力士の一番で、ヒジ関節…
<大相撲九月場所>◇七日目◇20日◇東京・両国国技館
幕内人気力士の一番で、ヒジ関節を極められた力士の小指が苦痛のあまり“ピクリ”と動く様子をカメラが捉えた。その様子に元横綱・若乃花の花田虎上氏が注目。「めっちゃ痛いでしょうね…怖いですね」と心配そうに語ると「腕がヤバイ」「コブみたいになってる」「小指が…」など騒然となる一幕があった。
問題のシーンは前頭二枚目・伯桜鵬(伊勢ヶ濱)が関脇・霧島(音羽山)を寄り切って4勝目を挙げた一番。
立ち合い、頭を低くして右からの強烈な突き押しで霧島の体を浮かした伯桜鵬。すると霧島は時計回りに動きながら伯桜鵬の両腕をがっしり極めるようにして土俵中央で踏みとどまる。両腕を極められた伯桜鵬は苦痛に顔を歪めた。腕を極めたまま投げを打つように振った霧島だったが、次の瞬間、左を差した伯桜鵬が一気の出足で寄り切った。霧島は3敗目を喫した。
その後、霧島を寄り切った伯桜鵬の表情が再び苦痛に歪む。勝ち名乗りを受ける際も、伯桜鵬は右腕をだらりと下げ、気にする様子を見せる。
花田氏は「(伯桜鵬は)右差して、左も差しましたよね。苦しかったと思いますよ…霧島に腕を極められてるのは」と切り出す。さらに右腕を少し曲げ、気にする伯桜鵬をカメラが捉えると「あぁ、パンパンだ」と放送席から驚きの声も上がった。
リプレー映像を見た花田氏は「一瞬ですよね、右腕を極められたのは。でも痛かったでしょうね。振られると、腕が折れちゃうんですけどね。負けじと(伯桜鵬は)差していきましたよね」と伯桜鵬の粘りに言及。
花田氏は「あぁ、分かりました?」と続けると「小指が…めっちゃ痛いんですよ。小指が。だから動いて痙攣してるんです。怖いですね…明日からが心配ですけど」と中日八日目以降の伯桜鵬の状態を慮った。
その後、力水をつけるべく待機した伯桜鵬だったが、柄杓を持ちながらも苦悶の表情。役割を終えると、右ヒジ付近に視線を落とし、花道を下がっていったが、放送席からは「前腕がおかしなことになってませんか?ちょっとコブみたいになってる」と驚きの声も聞かれた。(ABEMA/大相撲チャンネル)