自身初の世界陸上で準決勝進出を果たした中島ひとみ(C)Getty Images 国立競技場で開催されている「東京2025…

自身初の世界陸上で準決勝進出を果たした中島ひとみ(C)Getty Images

 国立競技場で開催されている「東京2025世界陸上」の女子100メートル障害で、準決勝進出を果たした中島ひとみが、9月21日までに自身のインスタグラムを更新。30歳で初めて出場した世界陸上を「夢のように幸せで一生忘れられない時間になりました」などと振り返った。

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 中島は観客席にピースサインを送る姿に加え、スタート前に両手を上げる写真と、2枚を投稿。「東京世界陸上 沢山の応援本当にありがとうございました」と感謝を記した。

 9月14日の予選は6組5着ながら、12秒88の上位タイムで準決勝進出を決めた。翌15日は13秒02の2組7着に終わり、セミファイナルで敗退となった。

 遅咲きのハードラーは「ここにどうしても立ちたく、走り続けて、ようやく掴めた初めての日本代表。この日本で、満員のスタジアムで沢山の人に見守られ、大歓声に包まれて走れた2本。夢のように幸せで一生忘れられない時間になりました」と胸の内を明かした。

 周囲の支えにも触れた。「一人では到底辿り着けなかったこの舞台。だからこそ、この景色を皆と分かち合えたことが何より宝物です」と感慨を込めた。

 初の大舞台をさらなる成長の糧にする。「世界の壁は、まだまだ高い。でも『悔しい』そんな感情すらなくなりかけていた頃もあった、そんな自分を思い出すと世界に向けてこんな感情を抱けることが競技者として幸せで、だからこそ自分の気持ちに正直に、自分らしく挑戦を恐れず、これからも走り続けたい」と誓った。

「自分の走りに、生き様に、何かを感じてくれたあなたにどうか幸せが訪れますように!温かい言葉を届けてくれるその優しい心の源に少しでもなれますように」と願いを書き込んだ中島。「走ることをやめなくて、本当に良かった。関わってくださったすべての方に、心から感謝を」と思いを重ねた。

 そして、最後にはフォロワーに「また陸上みにきてください!!」と呼びかけた。大舞台だからこそ得られた喜びと悔しさを胸に、ステップアップを期す。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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