(プロ野球 横浜DeNAベイスターズ4-1阪神タイガース) 8年前と似たような甲子園の大歓声。違うのは、完全なアウェー…

 (プロ野球 横浜DeNAベイスターズ4-1阪神タイガース)

 8年前と似たような甲子園の大歓声。違うのは、完全なアウェーということだ。

 それでもDeNAのドラフト1位新人右腕・竹田祐(三菱重工West)は気にしなかった。

 150キロ前後の直球で阪神打線を差し込む。一回2死一塁では、4番の佐藤輝明のバットを、内角148キロでへし折り、力のない右飛にした。

 「気をつけないといけない」と反省したのは、七回に浴びた大山悠輔のソロ。ただ、許した失点はそれだけで、7回を被安打3に抑えた。

 「自分のいいリズムで投げることができた」

 大阪府出身で、父と弟がアメリカンフットボール経験者というスポーツ一家。竹田は大阪・履正社高のエースとして、2017年春の選抜大会で準優勝した。当時中学生だった弟の剛さんは、アルプス席から大歓声を浴びる兄を見ていた。

 昨年12月、アメフトの大学日本一を決める甲子園ボウルでは、立命大3年生の弟が司令塔のQBとしてチームを引っ張り、頂点に導いた。その試合を、今度は竹田がスタンドで見守った。

 自身がドラフト1位指名を勝ち取った後で、「刺激しあっていい結果になった」と当時を振り返る。

 今季、8月にプロ初勝利を挙げ、この日、チームが熾烈(しれつ)な2位争いをしている中で4勝目を手にした。弟も大学生活最後の甲子園ボウルを目指して戦っている。

 「今年も刺激しあって、上を目指していければいい」。思い出の地で決意を新たにした。(大坂尚子)

 三浦監督(D) 4勝目の竹田は「良かった。ストライク先行ができていたし、(7回で84球と)球数もいいペースで投げていた」。

 高橋(神) 五回途中2失点で降板し、今季初黒星。「状態も良く、直球の感触も良かっただけに、試合を作ることができず、自分の力不足を感じた」