20日、東海大相模は鎌倉学園を2対1で下し、ベスト8進出を決めた。世代屈指の左打者・中村 龍之介外野手、左のスラッガー・…
20日、東海大相模は鎌倉学園を2対1で下し、ベスト8進出を決めた。世代屈指の左打者・中村 龍之介外野手、左のスラッガー・金本 貫太内野手など多くの主力が抜けた今年の東海大相模は大型選手を中心に強打で勝ち上がる野球ではなく、投手を中心に守り勝つチーム構成となっている。
その中でエース左腕・三渡 琢真投手(2年)は安定感抜群の投球を披露した。直球は125キロ前後(最速126キロ)だが、110キロ前半のチェンジアップが打者の手元で鋭く落ちる。「右打者、左打者のどちらでも投げられます」と答えるように、要所で冴え渡った。
100キロ台のカーブの制球力も高く、タイミングを外したり、ストライクを取るのがうまい。鎌倉学園の各打者の苦手なコースで勝負し、1失点に抑え、完投勝利を収めた。
宮崎・三股中出身で、キレの良い速球を投げ込む本格派左腕だった。だが、肩の故障、高校野球のレベルの高さを痛感し、「自分では直球で勝負出来ない投手だと思い、チェンジアップをうまく使って勝負しようと思いました」と変化球主体の投球で勝負する技巧派へ転換した。
原監督は「直球の強さ、コントロールもまだまだ良くなると思いますが、攻める気持ち、強い気持ちだけは忘れないでほしい。気持ちが無い投手は打たれてしまいます」とメンタル面の成長を期待する。今年は昨年のようなスラッガーはいないだけに守り勝つ野球が求められる。原監督は「バッテリーが思考停止になったら終わり」と語るように、常に相手を見ながら配球を心がけている。
苦悩の時期を乗り越えた今年の東海大相模のエースは頭脳的な投球術で2年連続の関東を狙う。
【中学時代の三渡投手の映像】