<令和7年度全国高等学校秋季神奈川大会:三浦学苑3-0日大藤沢>◇20日◇4回戦◇バッティングパレス相石スタジアムひらつ…

<令和7年度全国高等学校秋季神奈川大会:三浦学苑3-0日大藤沢>◇20日◇4回戦◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

 三浦学苑が日大藤沢を下し、秋季神奈川大会3年ぶりとなるベスト8進出を決めた。

 雨が降りしきる中でも、がむしゃらに腕を振った。3回戦で武相相手に8回1失点と好投した佐藤 摩弥投手(2年)。この日も先発を任されるとストライク先行でテンポの良い投球を続け、5回まで1安打に抑え込んだ。中盤以降は捉えられ走者を許したが、「武相戦以上の投球でチームを勝たせたかった」と質のいい直球に秋以降覚えたというチェンジアップを交え、最後まで日大藤沢打線に得点を与えなかった。

 今春の地区予選でデビューを果たしたが、夏はベンチ入りすることはなかった。「新チームになり絶対に背番号を貰いたかった。その気持ちが技術を上回ったことが活躍に繋がっている」と精神面で成長を遂げ、快投を続けている。普段は感情を表に出さない性格だというが、マウンドでは回が終えるごとにベンチに向かって拳を握り咆哮する。「今まで感情を出すことはなかったですが、公式戦では気持ちが乗って自然と出るんです。意識しているわけではないですが、強気で投げています」。この試合でも最後の打者を外野フライに打ち取ると雨空を見上げ雄叫びをあげた。最終回は雨脚が強くなったが、気持ちのこもった投球で喜びを爆発させた。

「できすぎですね」と左腕の成長に目を細めるのは樫平 剛監督。急成長を遂げた佐藤の投球に「結果を出した選手にチャンスを与えるようにしています。よく言えば誰にでもチャンスがあるチーム。今日も勝負所でよく抑えてくれた」と賛辞を送った。

 次戦は4強をかけて東海大相模と対戦する。今春の神奈川大会では準決勝で対戦しコールド負けを喫したが「どんな相手が来てもやることは変わらない」と指揮官は強く意気込んでいた。