主力が多く残る桐光学園は粘る向上を振り切り、ベスト8進出を決めた。 1回表、桐光学園は3番山本 涼介外野手(2年)の適時…

主力が多く残る桐光学園は粘る向上を振り切り、ベスト8進出を決めた。

 1回表、桐光学園は3番山本 涼介外野手(2年)の適時打で1点先制。さらに5回表にも山本は適時打を放った。2対0でリードしていたが、5回裏、向上は3番後藤 和内野手(2年)の適時打で1点を返し、反撃開始。そして7回裏、二死から後藤はセンターの頭を超える二塁打を放ち、2点を入れ、逆転に成功した。

 追い詰められた桐光学園は9回表、一死満塁から敵失、4番小田倉 優真内野手(1年)の適時打で5対3と2点差とした。

  しかし9回裏、向上は二死満塁から4番細金 泰誠内野手(1年)の2点適時打で5対5の同点に追いついた。桐光学園は踏ん張り、試合は延長タイブレークとなった。

 10回表、桐光学園は犠飛で勝ち越しに成功。9回から登板した小山田 尊琥投手(2年)が向上打線を抑えた。

 激戦を制した桐光学園を率いる天野監督は選手たちに「タフさ」を求めてきた。先週の3回戦も雨の中で試合が行われ、桐光学園の前に行われた東海大相模vs金沢の一戦も雨天中断があり、調整が難しい1日だった。その中でも勝ちきったことで自信をつけた桐光学園ナインは終盤、リードを許しても、動じることなく、試合運びができていた。

 桐光学園は190センチ右腕・林 晃成(2年)、左腕・鈴木 陽仁(1年)の2枚看板が注目されているが、小山田の好投も大きかった。天野監督は「林、鈴木をつなぐリレーは確立している中で、小山田が苦しい試合を投げられたことは大きかったです」と好救援の小山田を称えた。

 小山田は威力のある速球を投げ込む速球派右腕。好調時は140キロを超えることもあるようだ。小山田は「林、鈴木だけではないところを見せられて良かった。これからはどんな場面でも投げて抑えたい」と喜んだ。

 天野監督は「選手たちはよくやったゲームです。だけれど、もっとできたと思うところはあります。準々決勝は1週間ありますので、反省できるところを修正して臨みたいです」と27日の準々決勝へ向けて切り替えていた。