21日から始まる秋の全国交通安全運動を前に、大阪府警住之江署は19日、阪神タイガースやオリックスで活躍した糸井嘉男さん…
21日から始まる秋の全国交通安全運動を前に、大阪府警住之江署は19日、阪神タイガースやオリックスで活躍した糸井嘉男さんを一日署長に招き、大阪市住之江区のアジア太平洋トレードセンター(ATC)で交通安全教室を開いた。地域の幼稚園や小学校に通う子ども約200人や、保護者らが参加した。
教室は、テーマ別の交通イラストが描かれたパネルがはめ込まれたストラックアウトで、糸井さんが射抜いたパネルについて警察官が説明していく流れで進んだ。
自転車のパネルでは、糸井さんが実際にヘルメットを着用。「みなさんも絶対かぶってくださいね。野球しているときもかぶるから」と呼びかけた。
港があり貨物車の通行量が多い住之江区だが、今年8月末までに区内で発生した交通事故156件のうち、貨物車が絡む事故は68件で、自転車絡みが53件と続く。
自身もロードバイクに乗るという糸井さん。自転車に乗るときだけでなく、車を運転する際にも危険を感じるという。「今はおしゃれなヘルメットもあるし、かぶりやすい。ヘルメットの重要性が伝わってくれたらうれしい」と語った。(仙道洸)