アフマダリエフ戦で圧倒的な力の差を見せつけた井上はピカソ相手にどんな戦いを演じるのか(C)Getty Images 12…

アフマダリエフ戦で圧倒的な力の差を見せつけた井上はピカソ相手にどんな戦いを演じるのか(C)Getty Images

 12月27日、サウジアラビアのリヤドでのプロボクシング興行「ナイト・オブ・ザ・サムライ」の開催が正式決定した。国家的イベント「リヤド・シーズン」を運営する総合娯楽庁のトゥルキ・アルシェイク長官が9月18日、自身のSNSで大会の開催とともに対戦カードも発表。メインを飾るのはもちろん、スーパーバンタム級世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)だ。

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 井上はWBC世界スーパーバンタム級1位のアラン・ピカソ(メキシコ)とのタイトル戦が組まれた。また、WBCとIBFのバンタム級王座の返上を発表したばかりの中谷潤人(M.T)も、スーパーバンタム級初戦として、セバスチャン・エルナンデス(メキシコ)と対戦する。他にも、寺地拳四朗(BMB)、堤駿斗、堤麗斗(共に志成)等もラインナップに名を連ねている。

 かねてより、大会開催や各種カードは噂に上がって来ていた中で、ついに正式発表を迎えたサウジアラビア興行。井上をはじめとする日本人ファイターが中心となる豪華カードが並び、その顔触れには海外メディアでも高い関心を示している。

 米スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』も9月18日、大会の概要を伝えるトピックの中で対戦カードを紹介。やはりメインでの試合を行う“モンスター”の存在をフォーカスしており、「無敗のスーパーバンタム級絶対王者、ナオヤ・イノウエ(31戦31勝27KO)は、日本史上最高のボクサーとも称される」などと綴っている。

 さらに、「イノウエのサウジ初陣は、世界規模の注目を集める」と見通しながら、対戦相手にも言及。「32勝0敗1分という戦績を誇るピカソは、スタイル的にも興味深い挑戦者。この全勝対決は単なるタイトルマッチにとどまらず、全盛を極める者同士の真っ向勝負となる」と論じている。

 また、2026年に井上との対戦が有力視されている中谷の出場にも期待を膨らませており、「ナカタニのスーパーバンタム級デビューは、日本人ファンが長らく期待してきたイノウエとの夢対決への布石となる可能性がある」と説明。

 同メディアは発表された出場選手を伝えながら、今回の大会について、「日本人選手にとっては個々の勝利を超え、母国が世界ボクシングの最前線にあることを示す舞台だ」と評するとともに、「ナオヤ・イノウエという、技術・破壊力・勝者のメンタリティを兼ね備えた唯一無二の存在を中心に、リヤドの冬の祭典は2025年のボクシング界で最も重要な夜の一つとなるだろう」と見解を示している。

 井上、中谷等、日本人トップファイターが集うという、類を見ないビッグイベント。世界中からの視線が向けられるであろう大舞台でどんな戦いが繰り広げられるのか。まさに、“サムライ”達による新たな伝説が紡がれる一夜となるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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