女子5000メートル予選1組でレースを引っ張った山本(右)と田中(C)Getty Images 国立競技場で開催されてい…

女子5000メートル予選1組でレースを引っ張った山本(右)と田中(C)Getty Images

 国立競技場で開催されている陸上の世界選手権東京大会は、9月18日の第6日に女子5000メートル予選が行われた。1組に登場した日本記録保持者の田中希実が5位に入り、自身4大会連続の決勝(20日)進出を果たした。

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 26歳の田中の快挙を“アシスト”したのが、同組に入った1歳下の山本有真だった。スタートから山本がトップを引っ張り、その後ろに田中がつける形でレースは進んだ。そして、田中は中盤に先頭に立ち、ペースアップ。積極的な走りで、最終的に5位でゴール。決勝進出条件となる上位8人の中に入ってみせた。

 14分47秒14をマークした田中に対して、山本は15分36秒29の組18着で予選敗退。そんな対照的な結果だった2人は、レース後に熱い抱擁を交わした。

 山本は15分12秒97の自己ベスト更新を狙った。後半に失速して叶わなかったが、偉大な先輩にとっては大きかった。田中の予選突破後、日本の陸上活動を海外に発信しているメディア『Tempo Japan』が、インスタグラムを更新。田中と山本が握手をして抱き合う様子を伝えた。

 涙を誘う感動が伝わってくるシーンに、フォロワーからは「これぞチームジャパンでしたね」「2人とも最高にカッコいい」「山本選手がペースを取り、他の選手の体力を使わせたんですね」「なんと美しい光景なんだろう」「有真さんは力強く走っていて、頼もしかったです」といったコメントが寄せられた。

 また、20日の決勝に挑む田中へのエールも数多く「決勝は実力を発揮すれば大丈夫です」「あれこれ考えずに自分を信じればきっと結果がでますよ」「楽しんでください!」「悔いの無い様に頑張って下さい」「ノンチャンの満足な走りができるように祈ってます」などの書き込みが並んだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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