岡山市に拠点を置くバレーボールSVリーグ女子の岡山シーガルズが、10月からのシーズン開幕前に記者会見を開いた。河本昭義…

 岡山市に拠点を置くバレーボールSVリーグ女子の岡山シーガルズが、10月からのシーズン開幕前に記者会見を開いた。河本昭義監督と選手7人が出席。「飽くなき挑戦」をスローガンに今季の飛躍を誓った。

 SVリーグは昨季創設された新リーグ。女子は14チームで戦いシーガルズは11位で終えた。今季は10月10日に開幕。44試合を戦い上位8チームによるプレーオフ進出を争う。

 ダブルキャプテンとしてチームを引っ張った宇賀神みずき、金田修佳両選手が昨季で引退。河本監督は今季について「絶対的エースはいない」としつつも、「勝機をものにする力が昨季よりついている」と若手主体のチームに期待を寄せる。

 新キャプテンの長瀬そら選手は「苦手なことから逃げず、目の前の一戦一戦をしっかりと戦い、チームを大きく飛躍させる」と決意を表明。高卒の新人でチーム最長身(185センチ)の宮川絢花(あやは)選手は「高さをいかしたブロックでチームに勢いをつけたい」と意気込みを語った。

 9月10日の会見で選手たちは、今季着用する新ユニホームで登場した。青、赤、紺を基調とした3種類。チーム名の由来であるカモメが飛び交う海の波をイメージし、桃太郎伝説にちなんだ神社の神殿を連想させる三角形の柄をあしらった。三角形は幾何学的に安定感を表現しており、チームの強い結束力を表したという。

 開幕は10月10日、アウェーの富山県でKUROBE戦に臨む。ホーム初戦は25日、東レ滋賀を迎える。(小沢邦男)