<大相撲九月場所>◇五日目◇18日◇東京・両国国技館【映像】あの炎鵬を…18歳の新鋭力士に館内どよめき 元幕内の幕下三十…

<大相撲九月場所>◇五日目◇18日◇東京・両国国技館

【映像】あの炎鵬を…18歳の新鋭力士に館内どよめき

 元幕内の幕下三十一枚目・炎鵬(伊勢ヶ濱)が、18歳の新鋭力士に翻弄されて敗れ、今場所初黒星を喫した。まさかの結末に館内からは悲鳴が上がるも、新鋭力士の活躍に「これは強い」「すぐ上がってきそう」と期待の声も相次いだ。

 前頭四枚目まで上り詰めた実力者が新鋭力士に翻弄された。大怪我のため6場所連続全休、一時は序ノ口まで番付を落として再起を図る炎鵬は、土俵に復帰してから8場所目。“令和の牛若丸”と呼ばれたさすがの実力で復帰後は番付を駆け上がってきたが、先々場所、先場所では調子が振るわず負け越してしまうことに。だが今場所は1番相撲から無傷の2連勝を遂げ、好調ぶりを発揮していた。

 そんな炎鵬が五日目に対戦したのは、幕下三十四枚目・碇潟(伊勢ノ海)。18歳の碇潟は父が元前頭・大碇の甲山親方、兄が前頭九枚目・藤ノ川(伊勢ノ海)という相撲一家に育った期待の新鋭だ。今年一月場所で三段目最下位格付出でプロデビューするといきなり6勝の好成績を収め、今場所は自己最高位で臨んでいる。

 立ち合い低い姿勢で当たった炎鵬だったが、碇潟の強烈な突き押しにまさかの防戦一方の展開に。その後も翻弄され続けた炎鵬は最後、碇潟にはたき込まれて前のめりに突っ伏した。予想外の結末に客席からは悲鳴のような歓声も飛び交った。敗れた炎鵬は今場所初黒星となる1敗目。一方、勝った碇潟は無傷の3連勝となる白星を挙げた。

 元幕内の実力者を翻弄した新鋭・碇潟の活躍に、ABEMAの視聴者からは「突きの回転すごい」「強いやん」「すぐ上がってきそう」「顔に土をつけるとは」と称賛や驚きの声が続出。「パパそっくり」と、小兵ながら強烈な突き押しで知られた大碇を想起するコメントも寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)